住まいづくりの基礎知識
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家づくりの流れ
(1)基本設計

基本設計の役割と構成

 

土地にどんな家を建てていくのか、1階建てなのか2階建てなのか、外観は和風にするか、洋風にするか、洋風ならコンクリートの打ち放しのように無機質な感じにするのか、南欧風のイメージにするのかといったように、具体的にどんな家をつくるのかを決めることが設計です。それを図面化し、一目で分かるようにしたものが基本設計図です。基本設計図は、通常、配置図・立面図・平面図等から構成されています。

まずは、建築条件の確認から

 

では、建築士はどういった手順で設計していくのでしょうか? まず、敷地の調査を行います。境界や近隣の状態はもちろん、風、光、水などの自然の状態、地盤調査が必要かどうか、電気、ガス、水道、下水がどうなっているかなどを調べていきます。また、法的な規制を把握しなければなりません。家を建てるには、土地に好き勝手に建物を建てて良いわけではありません。火事の延焼を防ぐためや、街並みを守るためなどのさまざまな法的規制があり、建物の工法や規模・階数が制約を受けることがあります。

打ち合わせの基本は平面図

 

一般的には、縮尺1/100程度の平面図(間取り図のこと)で打ち合わせをスタートし、打ち合わせを重ねながら、立面(建物の外観のこと)、断面等を決定していきます。基本を決定するわけですから、一番重要なプロセスです。パース(完成予想図)は基本設計図を、素人に分かりやすく、絵にしたものをいいます。ケースによっては、縮尺1/100や1/50の外観模型をつくり、意見調整を行うこともあります。

(2)実施設計

家を建てる際の組み立て方説明図と考えましょう

 

基本設計が家づくりの基本計画であったのに対して、実施設計は実際に家を建てていくための具体的な内容を指します。基本計画をもとに、実際に工事をするための図面のことを実施設計図と言い、現場の職人はこの実施設計図を見て、その通りに作業を進めていくのです。

実施設計図にはどんなものがあるの?

 

構造図………基礎伏図・基礎詳細図・基礎配筋図・各階床伏図・小屋伏図等
詳細図………展開図・矩計(かなばかり)図・建具表等
設備図………電気配線図・給排水給湯配管図等

以上が主なものと言えるでしょう。

*伏図………主に構造的な仕組みを示す平面図

(3)立面図・平面図

[立面図]──建物の外観計画図

 

立面図は、通常、縮尺1/100で描かれています。家が完成した時の外観を、北面・東面・南面・西面の4面から見た外観計画図です。実際にどういう風な家が建つのか、正面だけでなく側面・裏面の全てをチェックすることができます。ですから、玄関の形状、窓の位置・形状、ベランダの位置等が立体的に把握できます。ついつい、部屋ごとに捉えがちな窓やベランダですが、立面図で全体のバランスを確認しましょう。


●立面図の例

[平面図]──動線をイメージしてみよう

 

平面図を分かりやすく言えば、間取りの詳細版。ここで、一度イメージして欲しいのが、実際にそこで生活した時の動きに無理・無駄がないかどうか。家事をする時は? 来客時は? 日常の生活をイメージしながらチェックしてみましょう。その際、廊下や階段の幅、ドアの内開き外開きなどの確認もお忘れなく。


●平面図の例

 
この内容は2004年3月15日現在のものです。