住まいづくりの基礎知識
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家づくりの流れ
3階建て住宅

大事な土地の有効利用

 

狭い土地を有効に活かせることで、最近では人気の高い3階建て。単に「2階建てより3階建てが広い」というだけではなく、法律で定められた容積率を制限まで使える利点があります。例えば、建ぺい率80%、容積率200%の土地があった場合、2階建てなら80%×2=160%なので残りの40%は使用しないことになりますが、3階建ての場合200%の容積率すべてを使えるということです。この40%の差は、空間的にも経済的にも大きな価値を生みます。

日照・採光・風通し

 

3階建ての魅力に採光・風通しの良さがあります。3階建ての2階部分をリビングにすれば、たっぷりと光を取り入れ、風通しの良いリビングルームになります。多様なプランの組み合わせを利用して、2世帯同居の場合、世帯ごとに独立性の高い空間をつくったり、吹き抜けやスキップフロアなどで個性豊かな演出ができたり、といったことも3階建ての魅力です。

動線を考えた設計

 

3階建て住宅のポイントは、動線の長さ。特に家事の負担が大きくなりますから、奥様の意見を設計段階できちんと伝えましょう。また階段の上り下りを考えると、年配者の部屋は階下にという配慮も必要です。家庭用エレベーターなどの設備も考慮してみましょう。

法規制にご注意

 

3階建て住宅は、工業専用地域を除いてすべての地域で建てられますが、用途地域によって建ぺい率や容積率の限界値、高さの制限、斜線制限、日影規制などの規制があります。最も規制が厳しい第1種低層住居専用地域では、高さの制限が10〜12メートルと決まっているうえ、道路が南側にあったり、北側が隣地の場合には斜線制限の影響も受けます。こうなるとスペースに余裕がない限り3階建ては難しいかもしれません。

3階建てが向かない場合

 

建ぺい率、容積率の少ない地域では3階建てはおすすめできません。例えば、建ぺい率が50%で容積率が100%の場合、1階に使える容積率は33%になります。これでは階段や通路の分だけ損することになり、3階建ての最大のメリットである「広さ」は期待できません。このように3階建てを建てる前に、用途地域と規制内容、条件によって受ける規制を具体的にチェックしておくことが大切です。それによって地下室や小屋裏3層住宅も選択肢に入れてみましょう。

この内容は2004年3月15日現在のものです。