| キッチンの白い壁と、部屋のガラスブロックの壁の間には、ダイニングとリビングをつなぐ廊下の役割を果たすスペースが設けられています。「ダイニングとリビングは、真ん中のキッチンで一応仕切られているんですが、この廊下によって、つながっているとも言えます」と藤本さん。キッチンの壁には、目の高さに細い窓が設けられています。キッチンの中からもここを行き来する人が見えるわけです。
また、ガラスブロックの壁によって、室内には明るい光が。藤本さんは「ガラスブロックは、いわば光る壁です。老後に向けての住まいなので、直射日光が差し込む窓よりも、明るく柔らかな光が取り込めるガラスブロックを採用しました」と。奥様は「以前の住まいの窓は、結構、近隣の人の目が気になりました。これならそんな心配もないし、カーテンもいらないので、気にいってます」と。
|
| 1階から上がってきた階段ホ−ルにも廊下が設けられ、リビングへ入るドアとダイニングへ入るドアがあります。天井の一部がトップライトとなっており、廊下にも明るい光が差し込んでいます。「階段ホールの廊下、リビングやダイニング、その間をつなぐ廊下、とこれらを通り抜けるとくるりと一周できるんです。廊下は、スペース的には無駄なように思いますが、住まいに回遊性が生まれ、空間に余裕や遊びが生まれますね。それがゆとりにつながります」と藤本さん。Hさんの小さなお孫さんたちも、H邸を訪れると必ずここをくるくる回って遊ぶとか。
|
|
|