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  暖かさの秘密 その3 「桐の床」「けいそう土の壁」  
暖かくて、柔らかい。
素足にやさしくなじむ、畳感覚の床
「もともと、日本人は裸足の暮らしをしていたのに、いつしかスリッパを使うようになった。これってさみしいな、と思っていたときに、仕事でたまたま桐に出会ったんです」と霜野さん。湿気や虫に強いことから、タンスの材料としておなじみの桐を、住まいの床材として使われています。素足になると、床からじんわり暖かさが伝わってくるから不思議。桐は、他の木材に比べて熱伝導率が低く、自分の体温がすぐに跳ね返ってくるのだそうです。
2階リビング
18畳の2階リビング。床材には、肌触りが良く、暖かい桐が使われています。冬、暖かいのはもちろん、夏は、直射日光が当たっても熱くならず、湿気によるベタつきも気になりません。
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断熱、保温効果が高いから、足元からホカホカ
桐は、床や壁の建材として使うと、室内の設定温度を2割低くしても、体感温度は変わらないほど、断熱、保温効果に優れています。クッション性が高く、転んでもケガをしにくいのも特徴です。桐は傷つきやすいから、と敬遠されがちですが、少々の傷なら、水で濡らしてアイロンを当てれば、元に戻るそうです。霜野邸の床には、空気は通すけれど水は通さない特殊な塗料が塗られているため、特別なお手入れも不要です。
桐の良さを知るには、まずリフォームで
「桐の欠点が気にならないぐらい、桐から得るメリットが大きい」という霜野さんは、ご自身が手がけられる住宅のほとんどに、桐の床を使われています。コストが気になるところですが、なんと畳とほぼ同じぐらいの予算でできてしまうそうです。「興味のある方は、まず、脱衣室だけ、キッチンだけ、というふうに部分的にリフォームされてみては?そうすれば、他の床材の違いがよくわかると思いますよ」とのことでした。
階段
階段には、少しザラッとした感じのする、特殊な仕上げがほどこされた桐板を使用。滑りどめの効果も。
調湿、断熱の役割を果たす、けいそう土
けいそう土とは、植物プランクトンが化石化してできた多孔質構造の土。調湿、断熱効果が高いことから、壁材として最近、人気です。霜野邸では、1階オーディオルームの壁に、けいそう土を使用。「仲間が集まって、たばこを吸っても、すぐににおいを吸収してくれます」と霜野さん。最近はいろんなメーカーのけいそう土がありますが、中にはセメントや樹脂を混ぜたものも多いとか。注意して選ばないと、その効果が十分に発揮されないこともあるそうなので、ご注意を。
階段
壁にはけいそう土を塗り、床下にはけいそう土で作った玉砂利を敷いているというオーディオルーム。音が反響しないのも、けいそう土ならでは。
この内容は2002年1月1日現在のものです。
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