奈良のいわゆる旧市内にある中川邸
中川邸は、大正5年に建てられた町家です。「夏を旨とすべし、で建てられたせいか、夏は風通しもよく快適なんですが、冬の寒さは格別。ことに通り庭の土間にあった台所は、底冷えがしました」と奥様。冬に暖かく、また将来の加齢にも対応できる住まいをリフォームポイントに改築に踏み切られました。
洋室と和室だったところを玄関ホールを兼ねた広間に。床はヒノキの無垢(むく)材を使用。台所にあった戸棚を履物などの収納庫として再利用。
玄関から続く通り庭。ガレージになっている部分に台所がありました。玄関側だけだった天井の明かり取りをガレージ部分にも増設。LDKにまで明るい光が差し込みます。
大正5年の建築ですが、天井の梁(はり)には地震対策の鉄筋が入れられています。
古い建具などを生かしてリフォーム
リフォームにあたり中川さんの希望は、「できるだけ古い建具などを生かして使いたい」ということ。そこで、京町家の再生も多く手がけておられる建築環境研究所の吉村篤一さんに設計を依頼。建具なども使い回しして、旧家のイメージを損なわず、住み心地のよさを追求したリフォームが実現しました。
リフォーム後の間取り
この内容は2002年1月1日現在のものです。
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