お住まい拝見ギャラリー
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「自然素材だから、体に優しい」ということ
  「住んでみると、自然素材を使った家は本当に気持ちいいんですよ」と半田さん。一般的に、リフォームに使われる建材は、有害物質による室内汚染や、シックハウス症候群のことなども心配でした。あくまでも自然素材にこだわった半田さんは、床には厚さ24ミリの杉の無垢(むく)板を敷き詰め、壁には手すきの紙を手作りの糊で貼(は)りました。「肌に触れるものが自然素材だから、気持ちいい。杉の床は、夏には湿気をよく吸うので表面がサラサラしているし、冬には空気を含んで暖かいんですよ」など利点がいっぱい。

「自然素材にもマイナス面はあります。 でも、住み心地の良さの方が大事なんです」
「杉の木はとてもやわらかいからキズがつきやすいし、手すきの紙を貼った壁は汚れてもふきとれないというマイナス面も。でも、僕たちにとっては何の問題もありません。生活しているのだから、キズや汚れは当たり前。和紙だって、簡単に貼り重ねるだけでいいんですよ。それよりも住み心地の良さが大事だし、使い込むことによって生まれる味わいを大切にしていきたいな、と思っているんです」と半田さん。自然素材でないものには、汚れが落ちやすく、手間がかからないというメリットもあるので、それぞれの素材の長所短所を見極め、上手に使い分けることが大切なのでしょう。
壁紙用の糊は、水に溶かした小麦粉を煮つめるだけ。「手すきの紙を小さめに裂いて貼り重ねます。シワになってもあまり気になりません。イベントみたいに、みんなでワイワイ言いながら貼ると楽しいですよ」と半田さん。

明るい色調の木をふんだんに使い、ナチュラルな空間に。ほのかな木の香りに包まれ、気持ちが安らぎます。
     
「音のプライバシーが守られている」ということ
  リフォームするにあたって規子さんは「防音だけはしっかりとお願いします」とだけ、ご主人に要望されたのだとか。ピアノ演奏のお仕事や、自宅でレッスンをされているので、ピアノ室は必要不可欠。しかし、床のコンクリートの厚みが現在の基準よりも薄く、音が下に伝わりやすいという問題がありました。ピアノの音だけでなく、前の部屋では「子供の足音がうるさい」と下の階からの苦情が多かったのだそうです。「毎日そろりそろりと生活するわけにはいかないでしょ。カーペットを敷けば、音はいくぶん緩和されますが、今回のリフォームではぜひとも木の床にしたかったんです」と半田さん。床全面に防振・吸音性のある断熱材を敷き、ピアノの音や生活音を吸収しやすいよう配慮しました。

「しっかりと防音したことで、 一石三鳥のメリットもできました」
半田さん宅のリフォームでは、防音工事に重点を置きましたが、そのメリットは、防音のほかにもいろんなところに。まず1つ目は、防音のために、床や壁、天井に入れた断熱材による断熱効果。2つ目は、床が全体に約10cm上がるので、配管などもその中に納めるように工夫し、バリアフリーが実現したこと。3つ目は、お隣への音の配慮もあり、収納スペースを隣と接する壁面全体に設け、収納力がグンとアップしたことです。一石三鳥のリフォーム術は、ぜひ参考にしたいところです。
写真左手奥の壁面はお隣と接しているので、全体を収納スペースとして使い、音のプライバシーにも配慮しています。

防音、音響に配慮されたピアノ室。奥は書斎コーナーに。
     
この内容は2001年11月1日現在のものです。
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