お住まい拝見ギャラリー
新築(戸建住宅)リフォームキッチンバスルームあかり外観収納床材オーマイティフロアー
「見た目に美しいな」と感じられること
  半田さんのお宅は、床面積が約70平方メートル。その中に、必要な生活空間プラス、ピアノ室を設けるという制約がありました。「小割りにして、せせこましく住みたくないので、できるだけ区切らないようにしました」と半田さん。和室から畳を取り除いてフローリングにリフォーム。リビング、ダイニングとつなげて、すっきりと広がりのあるワンルームに仕上げました。夜は、紙のブラインドでリビングを仕切ると、もとの和室部分が家族3人の寝室に。限られたスペースをうまく使い分けることで、見た目の美しさにつながっています。

「造り付け家具を上手に取り入れると すっきりとした空間が生まれます」
半田さん宅のリフォームで目を引くのが、造り付け家具。テレビ台、食卓のベンチを兼ねた長い台の下は、大きな引き出し式の収納に。オーディオラック、カウンターまわりの棚もすべて造り付けにすることで、統一感が出ています。また、書斎コーナーや子供部屋の机や本棚も造り付け。「家具が全部くっついているから、掃除が楽ですよ」と規子さんにも好評です。リビングの照明も、いわば造り付け。木の棚に電球を組み込む建築化照明を採用。防音のために床が10cm高くなり、その分天井が低くなっているので、天井からの圧迫感を感じないよう照明器具をできるだけサイドに設けています。
ソファの奥は、以前和室だったスペース。夜は床に直接布団を敷いて寝室に。「杉の床が布団の湿気も吸ってくれるので、とても気持ちがいいですよ」と半田さん。

 
廊下の左手は、食器収納スペース。食器棚も造り付けなので、すっきりとまとまります。   食器は、キッチンからでもダイニングからでも出し入れがしやすく、とても便利。
     
「便利に使える」ということ
  住み良い家は、機能的で使いやすいことも条件のひとつ。住む人の使い方に合わせてリフォームすることで、機能性をグンと高めることができます。半田さんのお宅では、動線に合わせて収納スペースを設けたり、リビング兼寝室、ピアノ室兼書斎、と空間を上手に利用するなど、使いやすさを重視しています。にもかかわらず、最近、規子さんと萌ちゃんから不満の声が上がっているのだとか。「“寝室とリビングの仕切りを何とかしてほしい”って。僕は、仕事で遅く帰ってからもリビングで起きていることが多いんです。妻と子供は、紙のブラインドだけでは明るくて眠れないらしいんです」と半田さん。機能的に作られた住まいでも、問題点があればそのつど改善していくことが、「真の住み良さ」につながるのでしょう。

「“使うところが、しまうところ”が理想です」

「納戸がたくさんあっても、片づけるのって結構面倒でしょ。手の届くところに収納場所を作ったつもりなんです。手近なところで、出し入れができるのって大切だと思います」と半田さん。それって、収納の真髄! 分かっていても、素人にはなかなか自分で工夫しにくいものですが…。半田さんのお宅では、読んだ新聞や雑誌を片づけるスペースがテーブルまわりに、ちょっとした文具を入れる引き出しがテーブルの下にあるなど、とても便利に工夫されています。
「キッチンは、コンパクトでとても使いやすいです」と、規子さんも満足の様子です。作業台や収納のスペースも十分に取られています。
     
 
半田雅俊設計事務所
TEL 03-3579-5571
FAX 03-3579-5838
個人住宅を中心に、幼稚園や福祉施設などの設計も手がける。
 
「壁や家具の塗装とか、施主の方にできることを残しておくようにしています。自分でやってみると、住まいへの考え方も違ってくるし、物の価値や、本当の住み良さが見えてくることもあるんですよ」と、半田さんの建築家としての姿勢がうかがえます。
   
この内容は2001年11月1日現在のものです。
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