|
――自称“不動産フェチ”の大江さんですが、“フェチ”と言うほど建物に興味を持たれるようになられたきっかけを教えていただけますか? |
僕は、子どもの頃から“場所が変われば気分も変わる”というようなところがあって、自分のいる場所や環境が変わると、それを楽しみながら、イマジネーションを膨らませ、一人遊びを楽しむことが上手なんです。
小学生の頃は、学校の帰り道に、この道を行ったり、あの道を行ったりと、毎日の通学路をちょっと変えて歩きながら、興味のある場所を見つけては寄り道をしていました。そんな寄り道の途中で、興味のある建物を見つけたらちょっと寄ってみたりということも、よくしていましたね。今思えば、そういうことが、”不動産フェチ”と自称してしまう、今の僕につながっているのかもしれません。
まあ、子どもなので、無意識にという感じですけど・・・。でも、潜在的に興味はあったのでしょうね。と、言うのも、僕が小学生の頃、実家が家を建てたんです。その家は、建売の鉄筋コンクリート住宅だったので、周りに同じ家がたくさん建っているわけです。でも、近所の友達の家に遊びに行くと、外観は僕の家と同じで、間取りも同じはずなのに、中に入ってみると全然違う家なんですよね。
子ども心に、同じ造りの家でも、その家の生活によって違う家になっていくなんて何だか不思議な感じがしたことを覚えています。
外観にしても、塀を洋風にするか、和風にするかで、全く違った印象を受けますよね。近所を歩き回りながら、キョロキョロとそういう違いを見ることが好きでしたね。それが僕の中では一人遊びの一つとして、生活の中に普通にありました。
|