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こんな暮らしがしたい!


日常生活を脅かす犯罪が増えています。発生件数が増え、検挙率が低下しています。「外国に比べて、日本社会は安全」とは言えない時代です。日常生活で一番被害に遭う確立が高いのが、窃盗つまりドロボウ。では、ドロボウから家族や財産を守るには、どうすればよいのでしょうか?住まいを、犯罪者が避けるような防犯構造にすることが重要です。侵入の難しい住まいにドロボウはあえて危険を犯して盗みに入ろうとはしません。備えあれば憂いなし。安全・安心に暮らすためのセキュリティ・ポイントをご紹介します。
住まいづくりの疑問を解消「暮らしの安全は、どう守る?」と合わせてご覧ください。




  数年前から急速に増えたのが、「ピッキング」「カム送り」「サムターン回し」という玄関ドアの錠前を狙った犯罪です。簡単に、わずか数分でカギが開けられ、しかも、この方法で開けられるカギが、全国の多くの住宅で使われているため、被害が激増しているのです。ドロボウの侵入を防ぐには、開けられにくい鍵に変えればよいのでしょうか? 残念ながら、玄関ドアの錠前の付け替えは、ある程度の効果はあるものの、それだけで十分だとは言えないようです。
   
 
 
   
特殊な道具で鍵穴から操作し、不正にカギを開ける   隠してある合いカギを探したり、不正にコピーしたものでカギを開ける   バールなどを使って、ドアをこじ開けたり破壊してドアを開ける
   
         
   
円筒状などのドアノブを壊して、ドアを開ける   採光ガラス、ドアスコープなどから手や道具を入れてサムターンを回し、カギを開ける   窓ガラスを割ってクレセントを回し、窓ガラスを開ける
   
※社団法人 日本防犯設備協会の資料を基に作成
 




  日本よりも格段に犯罪の多いアメリカでは、1970年代から防犯性の高い住まいの研究が進み、CPTED(Crime Prevention through Environmental Design防犯環境設計)という指針が作成されています。この指針の原則は、
[1]周囲からの見とおしの確保
[2]地域コミュニティの促進
[3]犯罪者の接近を防止する
[4]住まいの部品や設備を破壊されにくいものにする

―――の4点です。
[1]は、住まいの周辺に侵入者が潜みやすい死角を作らないことです。
[2]は、「ご近所付き合い」のこと。ドロボウは近隣の人に顔を見られたり、声をかけられたりすると侵入を断念しがちです。
[3]は、センサー付きライトや監視カメラ、縦格子のフェンスなど、敷地や建物の周辺に近寄らせないことです。
[4]は、窓ガラスや鍵などの部品を壊されにくいものにすることです。
 




  日本は、住まいの防犯面への対策は遅れがちでしたが、2001年3月、国土交通省住宅局から国内で初めての「共同住宅の防犯性の留意事項」「防犯に配慮した共同住宅の設計指針」が出されました。このような防犯住宅への行政の取り組みは、今後、次第に新築の住宅やマンションなどに反映され、セキュリティ製品を扱うメーカーの商品開発も盛んになっています。
 




  それでは、防犯性の高い住まいとはどのような家なのでしょうか。どんな点に配慮すれば、犯罪者を寄せつけない住まいづくりをすることができるか、具体的な防犯ポイントを探ってみましょう。
   
 

 



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