住宅分電盤と言われてもほとんどの方は「?」。見たこともないという人もいるかもしれません。屋外の電線からの電気を、家庭で使う各回路に分けて供給する装置ですが、一般には電流が流れすぎないようにブレーカと一体に組み込んでいます。電気の関所、門番といったところでしょうか。昔のように停電も少なくなり、何事もなければ意識さえしない設備です。オール電化にするとこの関所の役割がさらに大きくなります。今まで不自由なく電気製品を使っていても、例えばIHクッキングヒーター(4.0〜4.8kw)+電子レンジ(0.5〜0.7kw)を使用すると、ブレーカが落ちて停電ということに。住宅会社、電気工事会社と相談してご家庭の電化生活に応じたオール電化住宅対応の住宅分電盤を検討する必要があります。
●一般的な電気器具を使用するとき
この場合、57.8アンペアの電気を使っていることになりますが、例えばインバータエアコンの起動時などを想定して、少し多めの60アンペアを契約のめやすとしています。
●電化住宅の契約容量のポイント
@電化住宅の場合、器具の起動時のことを考え60アンペア以上の設計がお勧めです。ただし、生活スタイルの変化に合わせたり、同時に使う器具を減らすなどの工夫で契約容量を小さくすることもできます。
A電気温水器や蓄熱式電気床暖房は、電気の使用が少ない夜間に使用しますので、契約容量は一般の電気器具の総容量と夜間蓄熱式機器の総容量との「見合い」により決定します。
※「見合い」とは、所定の算定式に基づいて、日中使用する一般の電気器具の容量と夜間使用する蓄熱式機器の容量を比較することをいい、これにより契約容量を決定します。
@コンセントの数は、2畳あたり1ヵ所(2口以上)がめやすです。
A部屋の対角線上に分散させて設置すると、掃除機を使うときなど便利で、
タコ足配線も防げます。
B必要に応じて機器専用のコンセントを設置することをお勧めします。
C将来の使用増(電気器具の増加など)を考慮して多めの設置をお勧めします。
※上記3点の図は東京電力のデータを基に作成。
電気器具を一斉に使用したときに容量を超えて停電してしまうことがあります。ピークカット分電盤は、使いすぎになる前に音声でメッセージ。支障の少ないエアコンなどの器具を停止させることもできます。
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