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外観 高知・浦戸湾を望む緑豊かな高台に建つ家

土地価格がひと頃ほどでないとはいえ、まだまだ首都圏など大都市圏で一戸建ての住宅を手に入れるのは勇気が要ります。その点、地方都市ではまだうらやましいような環境での分譲住宅が、比較的手ごろな価格で計画されています。今回は、高知市の郊外に計画中の分譲宅地のモデルハウスを取材。まさにそのまま住みたいモデルハウスの設計者から、自然環境に恵まれた住まいづくりのコンセプトを語っていただきました。




  現地は高知市の南、太平洋や浦戸湾を臨む高台にあります。地元企業グループが開発中の大規模住宅分譲地(456戸)の一角に建てられました。
西側に高知港のある浦戸湾が望め、南の土佐湾・太平洋までは約2キロと、穏やかな田園風景の中に広がる緑豊かな住宅地です。





  一般的な分譲住宅はオーソドックスな形をしたものが多い中で、思い切って開放的な環境を活かしリゾートハウスのような外観を取り入れました。
明るい高知の風土にも調和して、強烈な存在感を放っています。
住宅地のレンガ調や砂岩調の外壁に慣れてしまった目には、シャープでモダンな白いサイディングがひと際新鮮に映ると思います。
心地よい夏の朝夕や休日は、玄関横のウッドデッキに出てのんびりと過ごせる、アウトドア感覚の住まいと言えるかもしれません。



光あふれる玄関横のウッドデッキ


  玄関に入ると天井のグレーチングから差し込むやさしい光に包まれます。
一般には壁で囲うことの多い階段ですが、これをオープンな「ストリップ階段」とすることで、2階からの日差しが届き、光あふれるすがすがしいエントランスホールを実現しています。
   
 
天井部をグレーチング化したことで、玄関は光あふれる空間に   ストリップ階段を設けた吹き抜けのエントランスホール「コミュニティーラウンジ」




  エントランスホールを囲んで1階に寝室が配置され、採光と眺望に恵まれた2階にLDKをプランニングしています。
階段を昇っていくと壁や天井を取り払ってしまったような2階の大空間に圧倒されます。伸びやかな天井の広がりと窓で囲まれた開放的な空間、そしてこの地ならではのとびきりの陽光と風通しのよさは、戸建住宅とは思えないほどの爽快感です。
2階のリビング・ダイニング(約40u)と、これに隣接した和室(6畳)は化粧梁で仕切られ、透過性のある可動間仕切りが用途や雰囲気に応じて開閉され、生活空間を自在に変えられるようになっています。

化粧梁と可動間仕切りの組み合わせで、用途と雰囲気に応じた柔軟な空間に
2階は、明るい陽光と風通しに恵まれたうらやましいほどの快適さ
天井高3.6m(最大部分)の開放的なリビング・ダイニング・キッチン




  分譲住宅地では、広さや宅地購入者層が似ているため、どうしても似通った住宅が並びがちですが、この家は住み手のライフスタイルを反映できる、思い切った空間づくりを目指しました。
開放的にするために壁や柱を少なくして大きな窓を多く設けると、住宅の構造強度が弱くなるというのが常識です。今回は構造計算に裏付けられた高い耐震性を持つ新しい木造軸組工法(テクノストラクチャー工法)を採用したことで、開口や吹抜けを通常より広く取ることができるなど、高い設計の自由度を得たことが、明るい開放的な住まいづくりに寄与しています。

 
1階寝室 隣家の視線を意識して、低い位置に窓を設置。落ち着いた床座のベッドにしています。 反対側は壁面収納を使い、機能的な書斎にしています


 
 
1F 2F
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所 在 地 :高知市池三反田
設計・監理 :渡辺建築設計事務所、松下電工
施   工 :未来ハウス
構   造 :テクノストラクチャー工法(木造軸組改良工法)
建築面積 :96.61u
延床面積 :150.72u
竣   工 :2004.3月
工   期 :約60日
工 事 費 :非公開

 


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