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こんな暮らしがしたい! 大理石床の広いリビングから憧れの夜景を独り占めできる家

夜景を独り占めできるビューポイントに建つK邸。
リビングからは眼下の大阪平野をはじめ、遠くは生駒山まで眺望できる。

神戸の背骨とも言える六甲山の西麓に広がる閑静な住宅都市・宝塚。その高台に建つK邸は、大阪湾から遠くは生駒山まで望める絶好のビューポイントに建っています。気になるご近所からの視線も、建物のレイアウトを工夫することでシャットアウト。宝石箱をひっくり返したように広がる阪神間の夜景を、独占できる住宅をご紹介します。
幼少のころから慣れ親しんだ夜景への思い

宝塚市の閑静な住宅街の一角に建つK邸は、施主のKさん夫婦とお子様の3人暮らしです。宝塚は、Kさんが子どもの頃から住み慣れた土地。両親と住んでいた家も、大阪平野のきれいな夜景が一望できる高台の一戸建てでした。
結婚後メイン通りに面した賃貸マンションで生活。お子様の誕生を機に、「子どもが安全に遊べる場所」をと思ったことが、一戸建てを考えるきっかけとなりました。 土地探しは、Kさんが子どもの頃から見てきた、夜景の見える場所も条件でした。不動産会社の情報をメインにしつつ、時にはこの土地は交渉できないかと不動産会社に逆に提案した土地もありました。一年経った頃、不動産会社から宝塚市内の高台の土地を紹介され、すぐに見に行き、そこでKさん家族は眺望を確認。ここの土地なら、1階からでも夜景が見える憧れの住まいを実現できることを確信し購入されました。

「夜景の見える家」は、あかりの漏れかたもきれいに見えるように工夫されている(玄関先)。

プレゼンテーションから出会った建築家の設計

土地と並行して探していたのが、建築家です。当初は、ハウスメーカーを考えていましたが、予算的に手が届かなかったのと、思い描いた家を建ててくれるところと出会うことができなかったのです。その頃、Kさんの両親の知人の工務店の方から、「いい建築家がいるので一度会ってみませんか」という打診があったのです。
もともと自由な発想の建築家に、家族の暮らしに合った家を建ててもらいたいという思いがあり、迷わずにその申し出を受け、3人の建築家からプレゼンテーションを受けることになりました。2案は長方形の家、1案はハの字型の家でした。そのハの字型の印象的な設計に、Kさん家族は宝塚からの夜景の見える家の夢を託したのです。

建築家を選ぶ決め手になったのが、自由な発想のハの字型の設計。

 
リビングからの眺望は「夜景を独り占め」

K邸は2階にLDKを設け、すべてがオープンスペースとなっています。その中でも南側に位置するリビングは、明るい日差しの差し込む大きな窓と高い吹き抜けがあり、開放感が感じられます。 リビングの床は、Kさんこだわりの大理石を採用。夜景がもっとよく見えるように一段高くなっており、阪神間の夜景をはじめ、大阪の天神祭りの花火やPLの花火大会も眺めることができます。日中も見晴らしがよく、遠くは生駒山まで眺められます。 Kさんご夫婦は、リビングのソファでワイングラスを片手に夜景を楽しむひとときも多いそうです。
特に冬の澄んだ空気の中で見る夜景は、「きらきらと街全体が輝き、感動が胸に迫ってくる」と言います。

オープンスペースの2階は、どこからでも美しい夜景を見ることができる。 一段高い大理石のリビングは、K邸で一番のビューポイント。

外観のみならず、内観も2階リビングの広い吹き抜けをはじめ、スポットライトの照明、高い位置に丸い窓を取るなど、個性的な設計に。

眺望を確保しつつ外部からの視線を シャットアウトした“45度”の工夫

設計に対して、「宝塚からの夜景」を要望する一方で、奥様はどの部屋も明るい日差しが入る家を望むと同時に、隣家からの視線が気にならないような家を望まれました。これは住宅街の中では難しい注文です。 この相反する条件をクリアしたのが、家の前の道路に対して住宅の角度を45度に配置したレイアウトです。軸線を振ることで、近隣住宅からの視線をシャットアウトし、隣地住宅との間隔も広がり、より通風や採光も確保されています。南向きの家は、北側からの風も抜けやすく設計され、冬は暖かく、夏は涼しい住み心地になっています。 それだけではありません。軸線を45度に振ったことで、2階のリビングの窓からは、美しい宝塚の夜景が真正面に見えるようにも計算されています。「中途半端に見えるのではなく、完璧に見える夜景を実現したかった」という建築家の思いも込められています。

敷地に対して45度に建物を配置することで、眺望のみならず採光・通風を確保し、 気になる近隣の視線はシャットアウト。

内観のテーマはモダンでシンプルな設えに

当初は、ダイニングや寝室等の床は桐のフローリング、2階の一角は琉球畳の和室も候補に上がっていました。ところが、「白に統一したい」と言うKさんご夫婦の強い思いから床は木目のフローリングではなく、白いタイルを採用。階段やファミリールームにも白いカーペットを採用されています。 それは、雑誌や写真集などから目にしていたフランスの建築家ル・コルビジェの設計した家への憧れからです。白くシャープなデザインは、外観のみならず内観にまで白にこだわって統一されました。

部屋の隅々、階段までトコトン白にこだわって統一された内観。

リビングを見ながら料理のできるアイランドキッチン

以前に住んでいた家で、独立型のキッチンに不満を感じていた奥様がリクエストしたのは、アイランドキッチンです。「子どもが小さい時に背中を向けて料理をしなければいけないのがすごく嫌だった」という思いからK邸では、リビング側を向いて料理をしたいと言う奥様のリクエストをかなえたアイランドキッチンを採用。機能性も重視して食洗機も設え、収納スペースを確保し、パントリーも実現されています。

お子様の顔を見ながら調理できるアイランドキッチンを実現。キッチンも白で統一されている。

 
広がりを持たせる中庭や実用的な大きな鏡を採用

家族を出迎え、お客様を出迎える玄関はゆったり広くしたいという奥様の要望から、玄関の奥は壁面でふさぐことなくガラス張りにして、中庭が見えるように設計されています。玄関ホールと階段の脇の壁には、全身が映る大きな鏡(縦210cm×横110cm)が取り付けられ、空間をより広く感じさせています。玄関ホールや、洗面ルームなどのちょっとしたスペースにも飾り棚スペースをとり、奥様の趣味の花やインテリアがディスプレイされ、住まいを彩っています。 K邸の庭や玄関先にも、緑の木々をはじめ、季節の花々が彩りを添えています。その花を育てているのが奥様とお子様です。一戸建てを考えるきっかけになった、「子どもが安全に遊べる場所」「宝塚からの夜景の見える家」の条件をクリアし、さらに、家族が健やかに育む環境に、とても充実した日々を過ごされています。

玄関を入った正面に中庭スペースを作り、ゆったりした空間に。


所 在 地

:兵庫県宝塚市

設   計

:河村康弘(河村建築設計事務所)

構造設計

:河村建築設計事務所

施   工

:シンリョー

構   造

:木造2階建

敷地面積

:284.29u

建築面積

:94.26u

延床面積

:143.45u

竣   工

:2004年10月

工   期

:約150日

工 事 費

:約2,700万円

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