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住まいづくりの疑問を解消


毎日のようにTVや新聞で目にする火災の報道。でも、わが家は大丈夫…なんてよそ事のように考えていませんか? 火災で財産や生命を失うケースが後を絶ちません。特にお年寄りや小さいお子様のいる家庭では、小さなボヤや火事での逃げ遅れが命取りになることがあります。火災の被害を最小限に食い止めるためのポイントを、東京消防庁の吉村修生活安全課長に伺いました。



Q1:
火災は増えているのでしょうか?
A1:

住宅での火災は横ばい状態。火気を使う冬期は特に用心が必要です。

 
住宅での火災はここ10数年横ばい状態が続いています。東京消防庁の管区内では、建物火災のうちの約6割が住宅や共同住宅(マンションなど)での火災が占めています。火災発生は、暖房器具などで火気を使うことが多い冬場が多くなっています。火災による死者数もほぼ横ばい状態で、全体の8割以上が住宅での火災によって亡くなっています。気を付けなければならないのが、火災による死者のうち、高齢者の占める割合が年々増加していることです。高齢になると、どうしても身体の動作や判断が鈍くなり、逃げ遅れる場合があるのです。高齢社会の到来で、将来的にもこの傾向は続くことが予想されます。早急な対策が求められています。
※2002年、東京消防庁管内
※2002年、東京消防庁管内



Q2:
小さな火事でもアブナイのでしょうか?
A2:
煙や有毒ガスでも死ぬ場合があります。小さな火事を侮ってはいけません。
 
住宅火災の原因は、放火を除くとたばこの火の不始末がトップで、ストーブ、こんろ、火遊び、焚き火と続き、この順位は1991年から変わりません。たばこの火の不始末は、寝たばこで布団に燃え移ったり、消したつもりの灰皿の吸殻が再燃したりすることが多く、特に布団の火は消したつもりでも中でくすぶり続け、燃え出す場合があるので注意が必要です。ガステーブルの火災のうち、6割が天ぷら油の加熱引火によるものです。
注意したいのは、家全体が焼け落ちるほどの火災でなく、ボヤ(部分焼)程度でも、煙に巻かれたり有害ガスを吸い込んだりして亡くなることがあるのです。住宅火災の7割近くがボヤですが、決して侮ってはなりません。
※2001年中、消防白書のデータを基に作成
※2001年中、消防白書のデータを基に作成

 



Q3:
火の用心はしているつもりですが、一般の住宅は火災に弱いのでしょうか?
A3:
一般の住宅はどうしても火事になる原因が多いうえ、防火対策も不十分な場合が多いのです。
 
住宅火災が多い原因のひとつに、防火対策の遅れがあります。公共施設や事業用の建物の場合、火災警報器やスプリンクラーなどの設置が義務付けられていますが、住宅にはありません。木造住宅は燃えやすいうえ、暖房設備やこんろ、仏壇のローソクなど火を使うことが多いのも火災を招きやすい原因です。特に高齢者宅では、動かずに身の周りのものを取れるよう、火元の周りに新聞や衣類など燃えやすいものを置いているケースも見うけられます。火災予防の十分な知識が行き届いていない面があります。
※東京消防庁の資料を基に作成
 

Q4:
火災警報器は効果があるのでしょうか?
A4:
あります。早期発見・早期通報に役立つ実績があります。
 
火災の延焼拡大を防ぐには、なんといっても早期発見、早期通報です。
住宅に煙や熱を感知して警報を鳴らす火災警報器を設置すると、出火から警報・通報までの時間を短縮できることが判明しています。欧米では一般住宅で火災警報器を設置義務としている国もあり、実際に焼死者の減少に寄与した例もあります。東京都では、これまで一般住宅への火災警報器設置を努力目標としてきましたが、今後は設置義務化などについて検討を重ねています。
※住宅防火対策推進協議会の資料を基に作成
 



Q5:
命や財産を守るためにはどんな点に気を配ればよいのでしょうか?
A5:
防災用品の利用と、防災意識を忘れないようにすることが大事ですね。
 
しかし万が一、火事が起きてしまったら、女性や高齢者にも扱いやすい消火設備として、住宅用消火器やスプレー式のエアゾルタイプの消火器があります。そのほか、衣類を燃えにくい素材にしたり、可燃物を火の周辺に置かないことも重要です。

※お問い合わせはお近くの消防署・消防分署・消防出張所へどうぞ
※東京消防庁の資料を基に作成
家づくりをお考えの方には、設計段階から住宅防火に配慮して火災警報器の設置を検討していただきたい。また、玄関と庭、ベランダなど2方向以上の脱出経路、燃えたときに有害ガスを出さない建材を使うなども大切なポイントです。

※消防庁の資料を基に作成
 


住宅用火災警報器を設置する
寝たばこはしない
吸殻やローソクは確実に消えたことを確認
キッチンで火を使うときには目を離さない
こんろなどは過加熱防止機能の付いたものを
火を使うとき、衣類は防炎素材のものを
ストーブなどの周辺に燃えやすいものを置かない
コンセントや家電製品の管理には気を付けて
家の周辺に放火されやすいものを置かない
住宅用の消火器を常備する
住宅用のスプリンクラーを付ける
高齢者などを守るための協力体制をつくる

火災による煙や熱を感知し、警報音で火災の発生を知らせてくれます。
〈種類〉
煙式… 居間、寝室、階段、廊下などに設置します。
熱式… 調理などで煙・水蒸気が多量に発生する場所に設置します。
〈取り付け方法〉
乾電池式はネジで天井や壁に自分で取り付けることができます。又、電池交換の不要なAC100Vコード式もあります。
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商品選びを松下電工がお手伝いします。