失敗しない住まいの設備選び
今回の「疑問募集・キッチン編」には、「臭気・換気」以外にも様々な疑問が寄せられました。そこで、全部はお答えできませんが、多い疑問の中からお答えします。すむすむくんのワンポイントチェックもお見逃しなく!!
 
目次
キッチンプランニングについて
ユニバーサルデザインについて
IHクッキングヒーターについて


[キッチンプランニングについて]

動線やレイアウトの工夫と収納設備のチョイスでより使いやすくなります
狭い空間を使い勝手のよいレイアウトにするコツは?
A1:
一口にキッチンと言ってもレイアウトも設備もいろいろあります。使いやすさ(=作業のしやすさ)に欠かせないのが、「ワークトライアングル」という作業効率のよい配置の目安があります。シンク、コンロ、冷蔵庫の3つの位置を線でつないだ三角形が正三角形に近いほど作業効率がよいと言われています。理想は、3つの線を足して360cm〜600cmが理想です。
キッチンスペースが狭い場合のレイアウトには、は、独立型スタイルでI型キッチンと背面部にカウンターを設置するプランやL型キッチンなどが考えられ、4.5畳程度の広さで設置も可能です。ダイニングキッチン(DK)は8畳以上、リビングダイニングキッチン(LDK)は14畳以上の広さを目安に考えるとよいでしょう。
■作業効率のよい配置の目安
 
 
ワークトライアングルの中に物を置かないようにする。
コンロの前には窓がないようにする。
 
 
I型の場合は、ワークトライアングルができません。目安として、コンロのセンターから冷蔵庫のセンターまでを2700mmくらいにすると作業が行いやすいとされています。3600mm以上になると歩行距離が長くなり、作業がしにくくなります。
 
 
Q2:
対面キッチンにはどのようなレイアウトがあるのでしょうか?
A2:
作業をしながら家族とのコミュニケーションができることから人気が高い対面キッチンは、10畳くらいのスペースが必要です。そのスペースによって様々なレイアウトが考えられます。それぞれに特徴も異なりますので、作業スペースの確保と同時に、キッチンの面積に見合ったレイアウトにするとよいでしょう。コンパクトなものを含め、3つのレイアウト例を紹介します。
■I型(対面式)
■L型(対面式)
一番コンパクトなタイプ。テーブルを配置するのには、最低10畳は確保したい。
 
I型に比べて、作業スペース部分の奥行きが広くなるため、12畳は確保したい。
■U型
作業スペースを広く取れるが、その分、14畳以上は確保したい。
 
Q3:
配膳・調理スペースを広く取りたいのですが、よい方法はありますか?
A3:
キッチンでの調理作業の流れからスペースを考える必要があります(Q1もご参照ください)。作業をスムーズにするためにも、十分なスペースを確保することは大切です。キッチンの奥行きの広いものを活用するのもいいでしょう。奥行きが広いと収納力もアップし、それまでは調理スペースに出しっぱなしになっていた調理器具等をスッキリ収納できます。シンクには水切りプレートを設置してスペースを確保したり、使用後は、電動で水切りがシンクと同じ高さにまですっぽり収まり、ワークトップとして広いスペースになるカウンタータイプの水切りもあります。ほかにも、サポートカウンターや造作棚などの補助カウンターを設置するのもよいでしょう。
■キッチン本体の必要スペース
 


●本体スペース
(a)準備スペース…300〜600mm
(b)シンクスペース…600〜1200mm
(c)調理スペース…600〜900mm
(d)壁面とのスペース…150mm以上
 
上記は理想とされる目安寸法です。
水切りカウンターを下げると、調理スペースも確保でき、洗い物を隠してキッチンをすっきりさせてくれます。
Q4:
キッチンにあると便利な機能は?
A4:
食後の後片付けをまとめてできる「食器洗い乾燥機」をはじめ、さまざまなキッチンお助け設備があります。電動式で上げ下げでき高い位置を有効活用する水切りや、ハンドルを引くと目の前まで降ろせる収納棚、日常よく使う道具(包丁、まな板、ふきん、調味料など)を壁面にスッキリ収納できるラックなども便利です。レシピ本やキッチンツールなどを置ける便利なタイプもあります。
そのB
人気の“食器洗い乾燥機”って、手で食器を洗うときよりも使う水の量が少なくて、節水効果が抜群!!
作業の手間も省けて、人にも環境にもやさしいそうです。
取り出しにくい上の物が目の高さまで下ろせる収納棚。
壁面を利用したラックは、必要なものが取り出しやすく便利。
このページのTOPへもどる

[ユニバーサルデザインについて]

より多くの人に使いやすいように配慮されたものが出回っています
Q5:
加齢(高齢)を考慮したキッチンにはどんなものがありますか?
A5:
高齢者に限らず、すべての人に使いやすいようにユニバーサルデザインのものが増えています。例えば、立ち作業が長くなると腰への負担も増えます。そこで、座ったままの姿勢で作業がしやすい形状のキャビネットをはじめ、機器類のスイッチ表示も見やすいように配慮されたものなど、さまざまな工夫がされたものが出ています。
Q6:
男性や子どもの身長でも使いやすいキッチンは?
A6:
男性や身長の高い女性向けに、カウンターの高さも従来の85cmよりも5cm高い、90cmが主流になってきています。個人差に対応しやすいオーダーやセミオーダータイプで高さを選べるものも多数出回っています。また、お手伝いをし始めるお子様向けに、引き出しをそのまま踏み台に使用できるものも登場しています。
そのC
使いやすいカウンターの高さは、「身長(cm)÷2+5(cm)」が目安だそうです。ちなみに僕の身長が156cmの場合は、「156cm÷2+5cm=83cm」となります。
■お皿を洗うときの負担
腰の負担(傍脊柱筋の積分筋電値)、肩の負担(増坊筋の積分筋電値)
※身長÷2+5cmのときの値を1として正規化して算出
このページのTOPへもどる

[IHクッキングヒーターについて]

注目のIHクッキングヒーター。意外な裏技で料理テクもアップ!!
Q7:
IHクッキングヒーターのランニングコストはどのくらい?
A7:
IH調理器は、鍋そのものを発熱するためエネルギー効率がよく、料理も手早くでき、ランニングコストも安く抑えられるという特徴があります。
■20℃の水1リットルを90℃にするためのランニングコストと時間の目安

実測データより ●直径21cm・定格4Rのステンレス多層鍋を使用 ●電気代23円/kwh(別売)、都市ガス代157円/m3、LPガス代384円/m3 ●エネルギーの価格は、電気代6.39円/MJ、都市ガス3.40円/MJ、LPガス3.82円/MJでいずれも全国平均です。上記価格は、地域により本価格と異なる場合があります。なお、上記の価格には基本料金と消費税は含まれておりません。
 
[出典]電気:(社)全国家庭電気製品公正取引協議会(平成8年度版)/都市ガス:ガス事業便覧(平成12年度版)/LPガス:石油情報センター
※都市ガス、LPガスの単価の目安は(社)日本ガス石油機器工業会資料による(平成13年6月)
そのD
IHクッキングヒーターは、火を使わないのです! だから、クッキング中も体や顔が熱くならなくて快適!! 空気も汚れないし…。キッチンだけではなく、住まいのオール電化は、クリーンな冷暖房環境を保ち、地球にもやさしい住まいを実現してくれるから、注目度No.1だよね。
火を使わないので安心な
IHクッキングヒーター
詳しくはこちら>>
Q8:
IH調理器具の上手な使い方を教えて下さい。
A8:
「新・三種の神器」と言われるIHクッキングヒーターを上手に使いこなすには、予熱時間や火力調節のコツをつかむのがポイントです。ほんの一例を紹介しますが、特性を知って料理テクもワンランクアップしましょう。
@焼く⇒みりん漬けや小さくて薄い干物などの焦げやすい魚は、ロースターの手動を使う。
A炒める⇒調味料は鍋肌ではなく、鍋底が一番熱い真ん中へ入れる。
B煮る⇒タイマーを活用してキッチンから離れることもOK。時間も有効活用できます。
C揚げる⇒気になる油ハネ対策は、クッキングペーパーを直接鍋に被せてOK。(※ラジエントヒーターの場合は、クッキングペーパーがかからないように注意が必要です。そのほか、詳細は取扱説明書等で必ず確認をするようにしましょう。)
このページのTOPへもどる
<<前のページに戻る
※「臭気・換気」以外にも多く寄せられた、「キッチンプランニング」「ユニバーサルデザイン」「オール電化」は、「失敗しない住まいの設備選び」バックナンバーで取り上げています。合わせてご覧ください。

■ナショナルのシステムキッチン情報はこちら
 
■キッチン新・三種の神器がよくわかる!
家電使いこなし講座「キッチンリフォーム講座」はこちら
照明器具、住宅設備・建材、電気設備など、
商品選びを松下電工がお手伝いします。
住まいと暮らしの商品