住まいづくりの疑問を解消

今回の「住まいづくりの疑問募集! トイレ編」には、「機能面(設備)」以外にもさまざまな疑問が寄せられました。そこで、全部はお答えできませんが、多く寄せられたものの中からお答えします。すむすむくんのワンポイントチェックもお見逃しなく!!

[サイズ・広さについて]

一番多く見られるのは1畳タイプ バリアフリーなら最低確保したいのが1.5畳

Q1: 標準的なトイレスペースの広さはどれくらいですか?
A1:

一番多く見られるのは、一戸建てなどで採用されている1畳タイプ(0.5坪/1650mm×750mm)の約5割、その次がマンションなどで多く見られる4分の3畳(0.38坪/1200mm×750mm)の約3割、次は広い1.5畳以上タイプ(0.75坪/1650mm×1200mm)の約2割です。
トイレスペースから広さを決めるというよりも家のモジュール的にこのサイズになっていることが多いようです。バリアフリーを考えて車いすでも入れるようにする場合は、1.5畳は確保したいものです。
通常の場合、奥行は便器の全面からドアまでを45cm〜50cm取れば十分な広さです。それ以上の奥行がある場合は、奥行部分に収納スペースを取るなどの工夫もできます。逆に奥行が確保できないような狭いスペースなら、タンクレスにするという選択肢もあります。

ワンポイント

そのB

海外では広いスペースを取られているトイレ。日本では快適な機能へのニーズは高いものの、広さへのニーズはそれほどでもないそうです。そう、狭い空間が落ち着くという感覚は、日本ならではの文化かも。
でも、その背景には、日本のトイレの清潔性と快適な機能性の高さにあるのかもしれません。

タンクレスなら空間にゆとりができます。


[お手入れについて]

頑固な汚れはシップ方式でクリア ストレーナーのお手入れも忘れずにしましょう

Q2: お手入れの簡単なトイレ(便器)はありますか?
A2:

陶器からできた便器は、表面的がツルツルしているように見えても、使っていく中でツルツルが剥がれてきます。そうなると、表面が粗くなり、汚れが付着しやすい状態に。それを防ぐ透明層をコーティング加工した便器があります。半永久的に汚れがつきにくい状態を保つ効果があります。
透明層は研磨剤に弱いため、掃除用ブラシや洗剤を選ぶときは、表示ラベルなどで研磨剤が入っていないかを確認しましょう。透明層でコーティングされていない便器の場合も、同様に研磨剤の入っていないものでお手入れをしましょう。

汚れが付着しにくい便器なら、お手入れが楽に。


Q3: 気になる便器の黒い色やピンク色の汚れの上手な落とし方は?
A3:

便器の内側に付きやすいのが黒ずんだ色やピンク色の汚れです。その正体は、カビや雑菌です。特に黒いカビは、尿などの排泄物が温度・水分・栄養源などにより繁殖したものです。こまめなお手入れで防ぐことは可能です。
頑固な汚れには、シップ方式がおすすめです。トイレットペーパーを便器の内側に貼り付け、そこに洗剤をかけます。10〜15分たったら、流します。後は、軽くブラシなどでこすればきれいに汚れは落ちます。リムの裏の部分も同様のお手入れできれいになります。
便器以外でお手入れをしたいのが、配管の止水栓の上にあるストレーナーです。小さな目の網目は、止水栓を閉めてから、歯ブラシなどで定期的に汚れを取り除きましょう。弱くなった水の勢いがストレーナーのお手入れで解決する場合もあります。

目詰まりしやすいストレーナーは、定期的に歯ブラシなどで掃除をしましょう。


[その他について]

居心地への研究が進み ますます“リビング化”するトイレ空間

Q4: 排水の音を防ぐ方法は?
A4:

排水量の少ないターントラップ洗浄方式の便器がおすすめです。とは言え、新築やリフォームなどの予定がない場合は、壁などに遮音シートを貼ったりして物理的に遮音する内装工事などがあります。


Q5: 便ふたって必要なの?
A5:

便ふたの役割の一つに省エネがあります。便座が温度を一定に保とうとする中、開きっぱなしではどんどん放熱してしまいます。また、便ふたのない状態では抵抗を感じる人も多く、清潔感から欠かせないものになっています。毎回、ふたをきちんと閉めておくだけでも年間1000円弱の電気代の節約になります。 オート開閉機能付の便座を選べば閉め忘れもなく便利です。


Q6: 間取りでトイレはどこがいいの?
A6:

特にはありませんが、設計上は、水まわり関係は近いところにまとめるケースは少なくありません。「バスルームを眺望のいい場所にしたい」という要望などでバスルームの位置が変わる中、トイレの位置も大きく変わってきています。 使いやすさから言うと、寝室に近い場所にあるといいでしょう。特に高齢者など、夜中の使用頻度が高いことや導線を考えた場合、近くにある方が便利で安全です。


Q7: どんな研究が進んでいるの?
A7:

あまり詳しく言えなくて申し訳ありませんが、従来の清潔面から、より快適性能への研究に移りつつあります。便座の座り心地をはじめ、長時間快適に過ごすために必要な機能へと、トイレ空間の居心地への研究が進んでいます。

ワンポイント

そのC

かつてはトイレになかったもので、最近増えているものにカレンダーや時計、本があるそうです。なんか、リビングとほとんど変わらないよね。でも、それだけ快適ってことだよね、きっと。
壁や奥行のちょっとしたスペースに飾り棚をつくって、お気に入りの小物でコーディネートする人も増えているそうです。これもトイレの快適術です。


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※「快適トイレ空間を創る」、「機能美が冴えるトイレ」は、バックナンバーで取り上げています。合わせてご覧ください。



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