今回の「住まいに関する疑問を募集! リビングシアター編」には、さまざまな疑問が寄せられました。そこで、全部にはお答えできませんが、多く寄せられたものの中からお答えします。すむすむくんのワンポイントチェックもお見逃しなく!!
現在の住まいで、既存のコンセントや配線だけでリビングシアターはできるの?
実現したい内容によって異なります。プロジェクターやスピーカーはすべて配線が必要な機器ですので、既存の配線のみでは良好な環境をつくることは難しいことが多いため、専門家に相談するのがベストです。たくさんの配線コードをスッキリ収めるには、それなりの工夫や配線計画が必要です。
薄型大画面テレビも配線もスッキリ収まる壁面収納。
例えば、薄型大画面テレビを置く壁面に電源があるのか、スクリーンやプロジェクターを天井埋め込みにして電動で下りてくるようにするのかなどによっても変わってきます。天井埋め込みにするのなら、それなりの工事も必要になり、配線設備工事なども伴いますので、難しい場合もあります。
配線コードをスッキリさせたいのなら、新築やリフォームのときのしっかりした配線計画で可能になります。配線設備を壁内や天井裏にできない場合などは、壁面収納などでスッキリさせることができます。配線ひとつをとってもリビングシアター導入後の快適性にも関わりますので、できるだけ事前の配線計画が可能な新築時やリフォーム時に導入されることをおススメします。
特に電源では、配線によってノイズが発生して、音質が変化してしまう場合も。今の住環境でリビングシアターにする場合には、新たな配線が必要かどうかの検討がまず必要です。ホームシアターをプロデュースしている専門の業者や、音や映像システムの専門家のインストーラーに相談してみてはいかがでしょう。ご要望に応じた提案をしてくれます。
配線コードも壁面収納内にスッキリ収まり、掃除もしやすい。
コンセントにもさまざまな種類がありますよね。リビングシアターでイチオシなのは、スピーカーケーブル用コンセントです。
金色の端子部は、入力信号の伝送ロスを低減する金メッキ。スピーカーの端子が差し込みやすく、コインで楽に締めたりできる便利なスリット端子になっています。1対タイプから2対タイプまでシアター環境を裏から快適に支えてくれる端子です。
新築の場合、住まいづくりの、どの段階でプランニングしたらいいの?
新築の際にリビングシアターをつくるなら、あらかじめ配線ケーブルを壁に埋め込んだり、防音工事で音漏れ対策を万全にしておくことが可能です。平面図ができあがった段階で、早目に設計士やインストーラーなどに相談し、プランニングを固めることをおススメします。
単なる機器のレイアウトではなく、設備面もからんでくるため、リビングシアターにするなら、建築確認申請時にはすべてのプランニングを決定しておくことが大事です。というのも、2007年6月20日から建築基準法が改正され、配線1本といえども、建築確認がおりたあとの変更は困難になりました。
特にリビングは、家族がくつろぐ憩いの空間ですので、使い勝手がよく、ライフスタイルに合わせた空間づくりを念頭に置いて、使いやすい仕様・設備を決めておきたいものですね。
2007年6月に改正された建築基準法では、「間取り変更」などの大きな変更でなくても、再申請が必要になっています。「オーディオ機器専用に電源を設けたい」などの希望は、早めの段階で出しておくといいよね。
家づくりをスムーズにするためにも、快適なリビングシアターを実現させるためにも、早めに設計士やインストーラーに相談しておくと安心です!
今すぐにリビングシアターにはしないけど、将来に備えたいという場合も、まずは相談を。
大音量で視聴したいけど、住まいづくりの中で防音対策はどこまでできるの?
リビングシアターを気兼ねせずに楽しむためにも防音対策は欠かせません。防音対策は、イコール外からの騒音も低減しますので、雑音が気にならずにリビングシアターをより楽しめる環境にもなります。 断熱材や壁材で吸音するタイプもあります。音漏れのしやすいドアなどは防音ドアにすることで、音漏れをかなり防ぐことができます。
リビングなどの居室では設置が義務付けられている24時間換気システムなどの換気設備からも音漏れはします。リビングシアターには遮音効果の高い熱交換形や、換気ダクトも消音タイプのダクトがあります。 日常でできることでは、低音の響くウーハーなどの下にカーペット1枚敷くだけでも防音効果はありますが、周りの環境に応じた工夫をしましょう。
住まいづくりの中で、配線計画と同様に、防音対策もしっかりしておきたい。
リビングシアターにするのに適した照明や家具はありますか?
家族とふれあうとき、映画を楽しむとき、ちょっとした休憩をとるときなど、生活シーンに合わせてリモコンで操作できる、調光機能付きの照明器具がリビングシアターでは大活躍します。プロジェクターを使うには、映画館のような暗さが必要。昼間映画などを楽しむ場合のために、照明だけでなく、遮光カーテンにするなどの工夫もしましょう。
また、薄型大画面テレビやスピーカーなどがすっぽりとおさまるユニットやキャビネットも積極的に活用したいもの。こういった収納具を上手に利用すると、スタイリッシュにスッキリと機器類を収めることができます。
調光機能付きのあかりなら明るさのコントロールも容易に。
それぞれに思い描く夢のあるリビングシアターですが、快適なリビングがあってこそということを忘れてはなりません。快適性のもうひとつに、操作性も必要です。観たいときに簡単に楽しめるよう、増えてしまいがちなリモコンをスッキリまとめるなどの工夫もおススメです。
インテリアの一部としても違和感のない機器を選び、我が家ならではのシアター空間づくりを楽しみましょう。
壁面収納なら、リビングの雰囲気を損なわずにスピーカーもスッキリ収まる。
※リビング(ホーム)シアターについては、「ホームシアターを快適に楽しむには?」、「夢の空間、“リビングシアター”を手に入れよう」など、バックナンバーで取り上げています。合わせてご覧ください