今回の「住まいづくりの疑問募集! 防犯設備編」には、「トレンド」「開口部対策」以外にもさまざまな疑問が寄せられました。そこで、全部にはお答えできませんが、多く寄せられたものの中からお答えします。すむすむくんのワンポイントチェックもお見逃しなく!
車庫や外構周りのセキュリティで気をつける点は?
戸建て住宅では、駐車場・車庫、庭、塀など、侵入経路になりそうな場所は多くみられます。注意点は、「敷地の外からの見通しをよくする」「建物上階への足場となるようなものを置かない・構造にしない」「侵入者の隠れ場所を作らない」の大原則を守りましょう。
センサー機能付きのライトはどういうものですか?
「防犯灯」の一つで、不審者などをセンサーで感知してライトが点灯や点滅、ブザーと連動するタイプもあります。フラッシュ光やブザーで警告するため、侵入者に対する威嚇効果が期待され、導入する人も増えています。比較的安価で取り付けが簡単なことから、既存住宅でも簡単に防犯対策ができる機器の一つです。センサー機能付きライトが設置されていると「防犯意識が高い家」という印象を与えるなど、抑止効果も期待できます。
侵入のしやすさを防ぐ塀では、死角をつくらないように設計段階で考慮を。
住まいづくりのどのタイミングでプランニングしたらいいの?
設備面はもちろん、間取りや窓の高さ、駐車場の位置なども関わってきます。住まいづくりを考え始めた時点から情報を集め、初期の段階で設計士や施工会社に相談するのがベストです。
防犯設備機器にも単体の防犯ライトから、配線設備を伴うホームネットワークのセキュリティなどさまざまあります。設備機器の後付けとなると、ケーブルや配線の関係から、追加工事が必要となったり、費用がかさんだりします。2007年6月20日施行の改正建築基準法により、建築確認がおりたあとの設備変更は、再申請が必要になるなど着工の遅れなどにも影響が出ます。早期のプラン固めが大事です。
防犯対策はどこから手をつけたらいいですか?
費用などの問題もありますので、優先順位を決めて対策をするといいでしょう。優先順位には、「危険度の高い場所」からや、「防御レベル」などあります。
防御レベルでは、(1)玄関、勝手口など出入り口をワンドア・ツーロックにする、(2)窓はクレセント錠と補助錠をつけ、ガラス窓にはウィンドウフィルムを貼る――の2つを基本にします。
さらに次の段階として防犯性能の高いガラス(防犯合わせガラス、複層ガラス)に取り替えたり、庭や玄関先にセンサー機能付きのライトを設置するとよいでしょう。何から手をつけたらいいのかわからない場合、自宅の弱点を知りたい場合は、防犯設備士や自治体管轄の防犯アドバイザーに相談するのも一つの方法です。可能な範囲で“防犯リフォーム”をして安らげる住まいを実現してはいかがでしょう。
住まいづくりの早期段階での防犯設備機器のプラン検討で、入居後の暮らしを守りたい。
窓などの開口部用防犯設備を活用してワンドア・ツーロックで防御を。
安心な暮らしを求めて、防犯リフォームも大切だよね。
補助錠やセンサーライトなどの防犯設備機器を取り付けた場合、補助金を交付してくれる自治体もあるそうです。ぜひ一度、お住まいの市区町村の住宅関連窓口に問い合わせてみることをおススメします!
防犯設備士は、警察庁所轄の(社)日本防犯設備協会の資格認定を受けた防犯のプロだそうです。専門的な知識を活用して防犯診断を行い、その診断結果を元に防犯システムを構築してくれる専門家です。1万8千人の防犯設備士が活躍しているそうです(2007年12月現在)。詳しくは、(社)日本防犯設備協会ホームページで確認できます。
設備機器やセキュリティプランは、「ショウルーム」や「イーユーハウス」で体感できます。実際に見てみるのも検討しやすいよね。
防犯設備プランニングでの注意点は?
どんなに完璧に防犯対策をしたつもりでも、侵入犯罪の被害に遭わないと保証されるわけではありません。防犯設備機器はあくまでも抑止効果を高めるためのものです。そうは言っても、万全と思える対応をしておくことで安心して暮らせます。
防犯でもう一つ大切なのは、「自分の家は自分で守る」という防犯意識も大切ですが、「自分の街は自分たちで守る」という認識が必要です。侵入窃盗犯が侵入をあきらめた理由としてもっとも多いのは、「近所の人に声を掛けられた」「ジロジロ見られた」というものです。地域の人が声を掛けあう近所づきあいが活発な地域には近寄りがたいのです。日頃から地域のコミュニケーションを深めることで、より防犯効果も高まります。
防犯設備機器で抑止効果を高め、ご近所とのコミュニケーションでも防犯効果アップを。
安心な暮らしと住まいを守る「防犯設備」情報は、お役に立ちましたか?
安心と言えばもう一つ、「防災」にも配慮したいものです。住宅火災では逃げ遅れによる被害が後を絶たないことから、住宅用火災警報器の設置が法律で義務付けられているのをご存知ですか?
新築住宅では、すでに2006(平成18)年6月から設置が義務付けられています。既存住宅では、お住まいの市町村条例で「2008(平成20)年5月31日から2011(平成23)年5月31日」を期限に設置の完了期日が定められています(※)。
面倒な配線工事不要で設置できる火災警報器もあります。詳しくは、ココをチェック! 安心と安全のために、防犯も防災も万全の備えをお忘れなく!
※既存住宅の設置基準は各市町村条例によって定められていますので、詳細については所轄消防署にご確認ください。
※この中でご紹介しています防犯設備・機器の導入により、侵入・盗難を確実に阻止するものではありません。発生した損害については、責任を負いかねますのでご了承ください。
※「防犯設備で安心のわが家」、「暮らしの安全は、どう守る?」、「犯罪を寄せつけない住まい」は、バックナンバーで取り上げています。合わせてご覧ください。