今回の「住まいづくりの疑問募集! 床材(フローリング)編」には、「機能性」「トレンド」以外にもさまざまな疑問が寄せられました。そこで、全部にはお答えできませんが、多く寄せられたものの中からお答えします。
お手入れは、どのくらい必要?
最近のフローリングは、表面塗装がよくなっていますので、普段のお手入れは乾いた雑巾やモップの空拭きで十分きれいになります。落ちにくいひどい汚れは固く絞った雑巾での水拭きや、中性洗剤を使用するとよいでしょう。光沢がなくなってきたら専用のワックス剤でワックスがけをします。半年に一度くらいが目安ですが、よく歩く場所は、気になったときにワックスがけをするとよいでしょう。
汚れたらすぐに拭く、汚れを落とすなど、普段の小まめなお手入れが美しいフローリングを保つ秘けつです。よりお手入れを軽減したい場合は、ワックスがけが不要なタイプも出ていますので、ショウルームなどで確認されるとよいでしょう。
犬の引っ掻きキズや、凹みなどのメンテナンス方法は?
ついてしまったキズは、フローリング専用の補修剤などである程度まで目立たなくさせることができます。補修剤はホームセンターなどで売っています。
フローリングを選ぶ時に、硬い基材のものや、キズのつきにくい塗装をしたものを選ぶのもポイントです。ペットが原因のキズやシミを考えたフローリングもあります。
耐汚染性能のフローリングならサッと拭き取れ、お掃除も軽減。美しさを長く保つコツは、汚れたらすぐに拭く習慣を。
住み始めてから気がつくのが、キズや汚れなどの不満ですよね。そうならないためにも、デザインや色、性能もしっかり選びたいポイントです。そしてもう一つのポイントが、住宅設備の中でも肌に一番触れる機会が多い部分だからこそ健康面にも気をつけたいもの。
低ホルムアルデヒドや低VOC(揮発性化学物質)対策がされた床材があります。シックハウス症候群の主な原因と言われる低VOCもしっかりチェックを。カタログなどで「F☆☆☆☆」などと表示され、☆の和が多いほど低ホルムアルデヒド商品、空気環境に配慮したものは「低VOC対策」と明示されています。
空気は目に見えないものだけど、快適な空気質環境や健康的な暮らしを守る観点からもしっかり選びたいよね。細菌の繁殖を抑える抗菌塗装をした床材もあるそうです。
ムク材(天然木)と集成材の特徴と選ぶ時の注意点を教えてください。
木質のフローリングは大きく分けると、(1)複合(複層)フローリング、(2)単層フローリング(ムク材)があります。複合フローリングは、基材の合板に薄い天然木の単板や突き板を貼り合わせ、表面に塗装をしたもの。単層フローリングは、1枚の板を切り出したムク材とブロック状の板を並べたもの(ムク集成材)です。
選ぶポイントとしては、本来、木材が持つ質感を大切にするなら単層フローリングを。耐久性など機能面を重視するなら複合フローリングを考えられるとよいと思います。選ぶ時には、色味や深み、光に当たったときの雰囲気など、ショウルームなどで実物を見て確かめることをおすすめします。

部屋が広く感じるフローリング選びのポイントは?
広がり感のあるのは、明るい色目のものです。明るい色は膨張色、暗い色は縮小色と言われるように、明るい色は広く感じます。また、明るい色は光が当たると反射しやすく、さらに広く見える視覚的な効果があります。
色目のほかには、溝間隔(板幅)でも感じ方が変わってきます。溝間隔が多過ぎるとうるさい感じになりますが、広幅タイプならフラットな印象で広く見えます。
床材とインテリアのバランスなどはどう考えればいいですか?
インテリアのバランスでポイントになるのは色合いです。落ち着いた雰囲気を出したいならダーク系、チェリーブラウン系の床材ならアジアンやアンティークな家具とのコーディネイトが調和します。ナチュラル系の床材には、シンプルな家具を調和させて、明るく軽快な空間を表現できます。
自分の好みで選ぶことが基本になりますが、床材だけではなく、インテリアや住まい方などを含めてトータルで考えるのがコツです。床材は内装材の中でも目に入りやすく、肌に直に触れる部分です。長年使うものだからこそ、色、材質、性能を合わせて考えてお好みの空間を演出することが大切です。そのためにも、実物のサンプルをショウルームなどで実際に見て、触って、確かめられることをおすすめします。
あらゆるデザインのものでも対応できる、オールマイティな色合いです。明るくシンプルで軽快な空間を演出できます。
暖かみが感じられ、味わい のある色合いです。 クラシックな家具を配置し たり、アジアンな空間を演 出することもできます。
高級感が感じらるアーバンス タイルや、和モダンな雰囲気 に合う色合いです。 スタイリッシュで落ち着いた 空間が演出できます。