空間の中で占有面積が広く、インテリアのイメージを左右する建材のひとつ床材(フローリング)。新築・リフォームを問わず人気が高いのがフローリングです。肌に触れる機会も多く、健康面への配慮も欠かせません。性能やデザインなど多種多様で選択肢も広く、選ぶのにもポイントを押さえたいもの。そこで、床材(フローリング)への疑問を募集したところ、性能に関わる「お手入れ」「衝撃・防音」への疑問をはじめ、「材質・特徴」などに疑問が多く寄せられました。
回答者のプロファイルは、男女比では男性が半数を超え54%、世代的には20〜30歳代の比較的若い世代の方から寄せられています。中には、「クラック(ひび割れ)対策」、「水・油に強いキッチンの床材選び」など、いつまでもきれいな床を保ちたいという思いが伝わってくる疑問まで寄せられています。
そこで今回は、空間のインテリアイメージや快適性にも関わる機能性やトレンド、コーディネイトのコツなどについて、インテリアコーディネーターの麻野綾子さんに話をうかがいました。

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有効回答数/237人
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「住まいに関する疑問を募集! 床材(フローリング)編」に疑問をお寄せいただきました皆様、ご協力ありがとうございました。今後も、読者の皆様にテーマごとの疑問を募集していく予定です。ご協力をよろしくお願いいたします。
(すむすむくん&すむすむ編集部)

フローリングのトレンドはありますか?
様々な色や性能などのバリエーションが増える中、トレンドもあります。板幅では幅広(溝間隔の広いもの)、材質では比較的木目の目立ちにくいバーチ(カバ)やメープル(かえで)などが人気です。性能面では、お手入れの簡単なものを選ぶ人が増えています。
フローリングの使われ方として、和室などでは将来のメンテナンス配慮から、板の間感覚でフローリングにした“和モダン”な設えで取り入れるケースも見られます。空間イメージを印象づける色は明るいものが好まれ、ナチュラルカラーは根強い人気です。新築マンションなどでは、白に近いオークベージュや黒に近いダークブラウンなど二極化しているようです。

住まいの中で占有面積が広く、快適性にも関わる床材。美しさや性能にもこだわって選びたい。
フローリングの選び方でどこまで快適になるの?
生活スタイルや快適性をどこに求めるかによって選び方も変わってきます。空間イメージに大きく関わる色やデザインに加えて、考えたいのが性能です。使う場所にどんな性能が必要かを考えて場所に合ったタイプを選ぶことが大切です。
床材によって木の味わいやデザインも異なります。よく耳にする天然木突き板は、合板などの基材の表面に天然木を薄くスライスした単板を貼ったものです。天然木の味わいを残しつつ、熱に対する強さなどムク材にはない性能を併せもつ床材です。
床材(フローリング)のカタログなどでは、性能が分かりやすく表示されていますので、用途に応じた性能の床材が選びやすくなっています。質感や色は現物を見るのが一番です。ぜひ、ショウルームなどで現物のサンプルを確認することをおすすめします。
耐久性や用途に応じた性能も多種多様。生活スタイルに合わせて選択を。
最新設備や機器をチェックできるショウルーム。住まいづくりでは欠かせないスポットです。床材をはじめ天井材などの内装材も現物を見ることができます。
カタログからでは分からない色合いや木目、素材感や手触りなどのチェックをはじめ、分からないことはアドバイザーに聞いたりその場で疑問も解決します。一見の価値あり! お近くのショウルームはココをチェック!
床材の現物のサンプルをチェックするときのコツは、大き目のサイズで確認すること。空間イメージもつかみやすくなるそうです。
キズやクラックしにくいフローリングは?
最近のフローリングでは、以前のものに比べキズがつきにくく、クラックしにくいものになっています。キズになりにくい表面塗装や、表面素材と基材の工夫によりクラックを起こしにくくなっています。
フローリングを熱から守るために、床暖房の場合は、必ず対応した性能のものを選ぶ必要があります。フローリングに組み込まれた床暖房もありますので、工程やコストも含めて検討されるとよいでしょう。
フロア面の保護は、椅子の脚底にフェルトを貼ったりゴムキャップをしたり、キャスター付きの椅子の下にはカーペットを敷くのも効果的です。
クラックの原因となる熱さや乾燥を防ぐために、例えば、電気カーペットとフローリングの間に断熱シートや毛布などを1枚挟むと効果的です。また、乾燥しないように加湿器などで湿度調節するとよいでしょう。
クラックの原因になる電気カーペットの熱なども気遣いなく使える耐クラック性能のフローリングも。
表面の塗装の強度を高めたフローリングなら、キズがつきにくく光沢も長持ちする。
床の衝撃音や防音などどこまで防げるの?
快適な住環境に深い関わりのある音。音は開口部(窓やトビラ)から室内に入ったり、床・壁などから伝わってきます。防音性能の高いフローリングやトビラ、建材などを併せて使うことで騒音を軽くすることが可能です。
設備以外でも音を小さくするポイントは、(1)防音性能のフローリングを選ぶ、(2)戸建て住宅の場合は、上下階の間取りで工夫する、(3)カーペットなどで衝撃音を吸収させるなどの方法があります。
(2)の間取りの工夫では、子どもが跳び回ったりして衝撃音の出やすい子ども部屋を2階にゾーニングする場合は、1階の寝室や人の集まる客間やリビングなどの上には配置しないようにして防ぐことができます。
上階からの騒音対策は、防音性能のフローリングと間取りの工夫がポイント。