失敗しない住まいの設備選び




高気密高断熱住宅に最適な空調設備に、全館空調システムや24時間換気システムがあります。それぞれの部屋だけでなく、廊下やバス、2階の部屋まですべてに効率良く冷暖房された空気を行き渡らせることができます。快適さと健康、省エネなどメリットの多い空調設備です。



全館空調システムとは、家全体の冷暖房、除湿などを行うシステムです。24時間換気システムは、冷暖房、除湿に加えて計画換気(吸気・排気)まで行うもので、家の空気環境をまるごと管理するシステムとも言えます。
これらの方法は各部屋や廊下などの空気の流れを計算し、効率良くシステムが働くように設計します。ですから新築住宅で設計時から組み込む必要があります。

メリットは
・季節や時間に関わらず年間を通して室内の空気環境が安定する
・部屋間の温度差が少ない
・室内の上下の温度むらが少ない
・結露しにくい
・花粉症などの予防
などが挙げられます。

気をつけないといけないことは、自然換気がほとんどない高気密高断熱住宅なので、システムは常時運転します。冷暖房をつけてすぐに室温が快適になるわけではないので、室温を維持するのに運転を続けます。また、排気ガスを出すストーブやファンヒーターは使わないなどの注意も必要です。喫煙など空気が汚れる場合には、熱交換型換気扇を設置します。※
また、台所、浴室、トイレなど煙、湿度、ニオイを発生しやすい場所にはそれぞれ局所換気を取り付ける必要があります。


※熱交換型換気扇とは、汚れた空気を排気する際に、その空気の熱を逃さずに、取り入れる冷たい外気を温めてから排気するタイプのもの。暖房の熱を効率良く利用できる。熱回収型とも呼ぶ。
 



室内に空気を吸込み、吹出しを行うのは、ちいさなグリル部分から。インテリアを損なわず、すっきりしたデザインです。冷暖房の室外機もわずか1〜2台に集約。場所をとらず、すっきりと置くことが出来ます。
 



シックハウス症候群を防ぐために、建築基準法が改正されました。2003年7月から、すべての新築の建物に換気設備を設置するように定められています。24時間換気システムでも、0.5回/h(1時間に部屋の空気が半分入れ替わる)以上の換気が必要です。
 



全館空調システムや24時間換気システムは、住宅の気密性・断熱性・冷房時の日射遮へい性(日差しをさえぎる性能)が大きく影響します。温暖な地域ではヒートポンプ方式の冷暖房(いわゆる一般的な冷媒を用いたエアコン)で。寒冷地では暖房に温水ボイラーを用いるなど、気候や建物の構造に対応させます。
 
●気候に適した低暖房システム




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