失敗しない住まいの設備選び




換気以外に、こんな方法で建物内の湿度を調節することができます。上手に湿度コントロールして、快適な住まいにしましょう。

微細な孔をたくさんもつ珪藻土
珪藻土は多孔質で知られる木炭の数千倍といわれる超多孔質。
この孔が、空気中の湿気を吸着します。



湿度を調節する機能を持つ建材や設備のことを、「調湿建材・設備」と呼びます。少し前まで在来工法で造られた和風建築は、そのような調湿建材が数多く使われていました。例えば、柱、天井、床などの木材や、畳、塗り壁、襖(ふすま)などの紙素材の建具などは、どれも湿度が高いときは吸湿し、乾燥すると放湿する性質があります。特に珪藻(けいそう)土を使った壁は、調湿機能が高いことがよく知られています。
 最近の住宅でよく使われている内装材ボードやビニルクロスはそれ自身は吸湿や放湿しにくい素材です。そこで、調湿建材・設備を積極的に取り入れて、湿度を調節することを考える必要があります。リビングや寝室など、家族が長時間過ごす部屋はもちろんですが、換気をする機会が少ないクローゼット内などにも配慮したいものです。

調湿機能のメカニズム




日常生活では避けられない湿気を、こんな設備でコントロールすることもできます。
 

■エアコンや除湿機
エアコンの除湿(ドライ)機能や、除湿機を利用して、湿度を下げることができます。梅雨時など室内がジメジメしがちな時には、効果的です。
 

■IHクッキングヒーター
調理中のガスの燃焼や、鍋からの湯気は避けられません。IHクッキングヒーターはガスを使わず、鍋を誘導加熱して調理するので、鍋の中身を直接加熱し調理中に発生する水蒸気がガスコンロに比べて少ないのが特徴です。

■浴室の暖房換気乾燥機
浴室を使った後、濡れた床や壁などが湿度の発生源になります。いつまでもビチョビチョに濡れがちな浴室の床も、最近は乾きやすい機能を持ったものが開発されています。素早く乾燥させることで、湿気発生を抑えられるばかりか、浴室内のカビ発生も防ぐことが出来ます。

■床暖房
灯油を燃焼させるストーブやファンヒーターは、大量に水蒸気を発生させます。床暖房なら燃焼による水蒸気や二酸化炭素を発生させることはありません。クリーンな暖房設備です。

 
内容監修:NPO法人 日本健康住宅協会


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