人とペットが住まいで一緒に暮らす中で、気になる汚れやキズなど、快適な住まいに欠かせない設備をご紹介します。
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換気がきちんとされていない中でペットを飼うと、様々な問題が発生しやすくなります。例えば、歩きまわるペットの体からアレルゲンの要因になるタンパク質が部屋の中にたくさん落ちます。湿気のこもった住宅やカビの生えやすい環境の住宅では、雑菌などが繁殖しやすくなり、シックハウスやアレルギーの原因にもなりかねません。「換気」はペットと室内で健康的に暮らすための重要なポイントの一つなのです。
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きれいな空気の中で暮らすためにも、ペットとの生活は最低でも2時間に1回は窓を開けて空気を入れ替えたいものです。
換気設備には、新築住宅に義務付けられている24時間換気システムなどの機械換気設備がありますが、これにはさらに排気式と吸・排気式の2種類があります。排気式は室内を乾燥させやすく、静電気でホコリやアレルゲンを壁に定着させてしまう上、人もペットも呼吸器系疾患を起こしやすくなります。湿度調整のできる建材などを併用して乾燥を緩和するとよいでしょう。湿度は50〜60%が望ましく、70〜80%以上になると逆に湿気でほこりを定着させやすいので注意が必要です。
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猫は体を舐めるという性質が強いので、犬よりもたくさんの唾液を体になすり付けています。その体で部屋の中を動き回ると、アレルゲンが壁や柱等に付着してしまいます。アレルゲンを除去するためにも拭き掃除のしやすい壁や、汚れが付着しにくく静電気の起こりにくい壁などを選ぶとよいでしょう。
理想は壁面の下方部分を水拭きやリフォームしやすい腰壁タイプにして、その上は珪藻土や調湿系のクロスにすることです。そうすると、メンテナンス面のみならず、部屋内の湿度を調整することで部屋の汚れやアレルゲンを防ぐことも期待できます。 また、壁面だけではなく、天井材にも調湿できる建材があります。天井・壁面と合わせて使うとよいでしょう。 |
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かわいいペットの鳴き声も、時には家族や近隣への騒音になってしまいます。近隣とのトラブルになる前に着目したいのが、防音・遮音効果のある建材です。ペットの鳴き声や生活音等を抑える遮音性の高い下地パネルや防音シートを天井・壁・床に使うとよいでしょう。
また、見落としがちで気をつけたいのが、「換気扇」などからの音漏れです。ペットの鳴き声などで、近隣の迷惑にならないためにも換気扇用の防音カバーなどをつけて騒音対策を立てておきたいものです。 |
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■防音・遮音効果で未然に音のトラブルを防ぐ「防音建材」
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フローリングで気になるのは傷ですが、ペットにとって要注意なのが臭いの留まりやすい目地です。また、集合住宅などで多く採用されている複合フローリングの場合は、目地のところに爪を引っ掛けてしまいフローリングを剥がしてしまうことも少なくありません。目地の少ないものを選ぶと安心です。また、フローリングのキズを予防するのにはラグを敷く方法もあります。汚れなどのメンテナンス面から選ぶ場合は、取り外しが楽なもの、リフォームしやすいタイプやパーツになっているものを選ぶとよいでしょう。犬の居場所にするスペースでは、拭き掃除のしやすい抗菌性のシートを使うのもおすすめです。
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カビなどによる環境を悪化させないためには、置き家具を減らすのがポイントです。なるべく造りつけの家具にするとよいでしょう。壁や床に家具をぴったりつけるのは、通気が悪くなり、環境を悪化させてしまう要因です。どうしても置くのなら動かせる家具にし、壁から4〜5cm、床から7〜8cm離して掃除機のヘッドが入る状態にし、空気の流れもつくるとよいでしょう。
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ペット商品の収納場所は、それぞれ異なります。ペットフードの場合は、キッチンなどの食べ物が傷みにくいところがいいでしょう。散歩用のリードは、できるだけ玄関の近くに置くスペースを取ることをおすすめします。人の行動をよく見ているペットは、リードを持ったとたんに散歩がうれしくて吠えたり、部屋中を走り回ってしまうことがあるので、そうならないためにも居場所から見えない場所に収納しましょう。
散歩した後は、人の衣類にもペットの臭いが付着します。衣類は換気機能のない玄関先よりも洗面所などの場所に置くスペースを設けるとよいでしょう。 |
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ペットに癒しを求めるのと同様に、ペットは飼い主が楽しくしている姿を見るのが一番好きで、うれしいのです。ペットと暮らすことで大切なのは、人にとって掃除が楽にできることも大切な要素です。もし、掃除がたいへんで飼い主がピリピリしていたら、ペットだって楽しくはありません。
楽に掃除ができると、ペットと一緒に遊ぶゆとりの時間がつくれます。一緒に遊んでくれる、いつも楽しそうにしている飼い主と一緒にいるのがペットは大好きです。飼い主の心にゆとりがあると、ペットは安心して、お散歩に行っても吠えにくくなります。 ペットを溺愛するあまり、擬人化してしまう人も少なくありませんが、犬は犬、猫は猫として尊重することも大切です。ただし、人と同様に健康への影響を与える住環境には気をつけることも飼い主の役割です。ペットも大事な“家族の一員”ですから。 |
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| 内容監修:金巻とも子氏(一級建築士、愛玩動物飼養管理士) |
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