失敗しない住まいの設備選び




毎日の生活に必要な食事、入浴、トイレといった水まわりは、同じフロアに動線をまとめることをおすすめします。
トイレも寝室の近くに作っておくのが便利です。



浴室は、出入り口の段差の解消だけでなく、床が濡れているなど、転倒の危険があります。ドアやタイル、手すりなどに配慮が必要です。手すりの位置や向きを考えて設置するか、将来必要になったときに設置できるよう、浴室の壁は後から手すりをつけられるように下地を用意しておくことが必要です。
また浴室のドアは開き戸ではなく引き戸を、床も最近はすぐ乾き、滑りにくい安全性の高いものが出ていますから、設計・施工時に相談してみるのもいいでしょう。さらに快適性・省エネを考えれば、新しい技術で浴槽の断熱性、保温性を高めたものがあります。考えてみてはいかがでしょう。

■浴室での手すり設置のポイント(俯瞰図)
3枚引き戸なら大きく開くので車いすでもラクに使えます。開閉もスムーズです。

浴室の床を乾きやすいタイプにすると、転倒の危険が少なくなり安心です。



トイレは高齢になると使用頻度が増えてきます。事故が起こらないように、広さに余裕を持たせ、安全で使いやすいことが重要です。足腰が弱ってきたときのため、これを補助する手すりを。可能なら車椅子対応や介助の場合も考えて、十分なスペースを取ることが理想的です。
座り心地にも配慮された手すり付き温水洗浄一体型便器。



一般に動線は短いほど「楽」な状況を生み出します。キッチンの中、ユーティリティスペースから物干しまでの距離、キッチンから浴室など、同じ時間帯の動線をコンパクトにまとめるのが基本です。介護を必要とする場合は、トイレは介護される人の寝室の近くに設けるのが大原則。その際、動きやすく短い動線で結ばれていること、段差がないことが理想的です。
動線を短くするためにトイレや浴室を寝室の近くに設けるのがいい。



寝室、トイレ、洗面、浴室といった水まわりを隣接させるのが理想的な動線プランです。また、玄関ホールを通って台所や居間へと動線が回遊していると、生活に変化や刺激を与えることができます。設計の段階から、家の中での動き方を考えることも大切です。
 

前のページ   次のページ