オール電化の住宅が急速に増えています。新築、リフォームを問わず人気です。一般には、「光熱費が安くなる」、「火がなく安全性が高い」「エコロジーな住まいである」というイメージがあるようですが、実際に使ってみないと、便利さや安心感がわかりにくいという面もあります。オール電化住宅の住み心地、設備の使い心地、ランニングコストなどを、多方面から検討してみました。
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(2003.5)
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オール電化住宅というのは、簡単に言えば「家のなかのエネルギーをすべて電気でまかなっている」住宅のことです。これまで照明やAV機器は電気が必需でしたが、調理やお風呂、ストーブやファンヒーターについては、ガスや灯油などが主流でした。オール電化住宅では、これらの調理やお風呂の湯沸し、室内の暖房などすべてを電気設備・器具でまかないます。最近は、地球環境を守るエコロジーの意識から屋根にパネルを設置した太陽光発電や、空気中の熱でお湯を沸かす新給湯システムのエコキュートを採用する人が増えてきています。
自然のエネルギーを利用する太陽光発電は、IHクッキングヒーターと並んでオール電化のシンボル的な存在。
オール電化住宅の追い風になっているのが、高気密・高断熱住宅や高層マンションです。断熱性がよく、気密性が高い室内で、灯油による暖房やガスによる調理を行うと室内の空気が汚れるために頻繁な換気が必要でした。オール電化にすると、室内での燃焼がないので、燃焼ガスが発生せず水蒸気の発生も抑えられます。結果として換気回数が少なくてすみ、熱効率がよいのです。また火災を絶対起こしてはならない高層マンションでは、必要不可欠なものとなりつつあります。
高気密高断熱
在来工法
エネルギーロスの少ない高気密高断熱住宅の構造には、電気による空気を汚さない冷暖房が向いています。