失敗しない住まいの設備選び
お気に入りの空間をつくる
一人でゆっくりと自分の時間を過ごす。誰にも邪魔されずに趣味に没頭する。癒しには、そんなイメージがあります。お気に入りのマイルーム、マイスペースで癒される空間を実現するのも素敵です。
あかりでつくる癒しの空間
あかりは使い方で、癒しの空間を演出することができます。リビングや居間などには、昼間は自然光が取り入れられる工夫をしたいものです。
照明設備は、部屋全体に明かりがいきわたる全般照明に加え、部分照明を組み合わせてみてはいかがでしょう。「1室複数灯」にすることで、明るさだけでなく、部屋全体の雰囲気が変わります。暮らしのシーンに合わせた照明演出ができれば、癒しの効果は格段にアップします。
例えば、ダイニングテーブルの上をペンダント照明にしたり、近くにスタンドライトを立てるだけで周囲との明暗の差ができ雰囲気が変化。食事のためのスペースから、お酒を飲んだり、好きな読書をしたりとくつろぎのスペースに変えることができます。
夜は間接照明やダウンライトの抑えたあかりにすることで、リラックスできます。
暖房の提案
癒しを妨げる要因として暑さ寒さを挙げましたが、暖房は方法によって積極的に癒しの空間を作るのに役立ちます。
空気を汚さず頭寒足熱の床暖房の快適さはもちろんのこと、暖炉や炬燵(こたつ)なども身を寄せるだけで、寒い冬の夜に温まるほんわかしたムードが伝わってきます。特に寒がりの人は、部屋全体を暖め過ぎると、他の家族に嫌がられたり、省エネにも逆行することになりますから、こうした 局所暖房器具を部屋全体の暖房と併用することをお薦めします。
掛け布団のない掘りごたつは、フローリングに設置しても違和感がありません。
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キッチンの提案
家族の食事を用意するキッチンは最近、親から子のコミュニケーションの場として、「食育」の役割が注目されています。キッチンを対面型やオープン型のスタイルにすることで、炊事をする人だけが孤立することなく、会話を楽しみながら家族が一緒に料理を作ったり、後片付けをしたりと、楽しみのシーンが増えてきます。
みんなが一緒に参加できる開かれたキッチンは、「食」の楽しみを倍加させます。
バスルームの提案
体を洗う、温めるといったお風呂本来の役目から、ゆっくりとバスルームでリフレッシュ、リラクゼーションを楽しむといった癒しの機能が関心を集めています。ストレスで硬くなった心身を解きほぐすバスタイムは、明日への活力を生み出すために欠かせないものです。最近は、身体をゆっくり伸ばせる大きめのバスサイズが好まれ、機能も浴槽内に微細気泡を放出するものや、霧状のシャワーで温まるものなど、様々な機能の浴槽、シャワーが開発されています。自分の好みに合った入浴スタイルを見つけてバスタイムを楽しみたいものです。
また、バスタイムを演出するために、バスルーム内の照明により配慮したり、テレビや、音楽などを楽しめる環境づくりも癒しの空間には効果があります。バスルームという閉じられた空間だからこそ心置きなく自分を解きほぐすことができるのかもしれません。
だれにも邪魔されない自分だけの時間を持てるバスルームは、癒しの住まいづくりに欠かせません。ライフスタイルに応じて、くつろぎの空間をぜひ演出してみてはどうでしょう。
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トイレの提案
トイレが落ち着くという人はよくいます。明治の文豪や高名な科学者の例を持ち出すまでもなく、トイレを発想の転換、黙想の場として利用する人も昔から多くいました。開放的な空間が特徴の昔ながらの日本家屋では、トイレだけが自分が独りになれる空間であったためでしょう。 最近は、ラクに座れる便座が多くなり、収納やインテリアを工夫することで、トイレをくつろぎのスペースとして積極的に位置づける人が増えています。たとえ短くても、毎日決まって落ちつけるスペースがあることは、忙しい現代人にとって必要なことかもしれません。
長時間座っても疲れない便座と収納のあるトイレ。
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シアタールーム(スペース)の提案
家族がみんなでくつろげるシアタールーム(スペース)は、気分転換を図り、日常のストレスから解放される大きな役目を果たします。高価だった視聴覚設備も大画面テレビの普及でぐっと身近なものになりました。好きな映画やコンサート、環境映像などのソフトも豊富に揃うようになりました。プログラムに心置きなく集中するためにも、スペース全体のインテリア、照明や音響環境を整え、同時に周囲へ騒音などで迷惑をかけないなど、トータルな環境づくりを心がけたいものです。
劇場の興奮、陶酔が味わえるホームシアターは、家庭に居ながらにして、非日常空間が味わえる絶好のリフレッシュスペース。
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寝室の提案
眠りは、生活の基本です。安らかに眠れる環境こそ癒される住まいの最初の課題かもしれません。しかし、生活の24時間化が普通になり、不眠や眠りの浅さなどで悩みを持つ人も多くなりました。快適な眠りの環境をもたらす寝室の環境づくりは、空気環境、防音、寝具、インテリアなど全般に及びます。
目覚めの時間に合わせて徐々に明るくなる調光照明システムや室温コントロールなど、深く快適な眠りを実現する総合的な環境づくりができるシステムがあります。
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インテリアにも一工夫
壁、床、天井などの色や柄を工夫することで、印象はかなり変わります。部屋をゆったりと広く見せるよう、室内空間に置く物を検討し、配置にも気を配りましょう。見せる収納と隠す収納を分けて間仕切りなどを上手に取り入れるのも効果的です。
スペースを仕切る、目隠しにするというだけでなく、インテリアとして間仕切りや衝立、襖・障子など和風の物や、光を通す物、カラーの選べる物など、部屋の雰囲気や用途により、活用してみるのもよいでしょう。間仕切りは必要に応じてスペースも変えられますし、自分らしい空間が演出できます。
また、畳や天然素材を使った床材などは、見た目だけでなく肌触りでも落ち着きや、くつろぎを与えてくれます。
自然で開放的なリビングは、空間全体がやわらかく感じられます。
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家具、小物で好きな居場所をつくる
動物がテリトリーをつくって暮らすように、私たち人間も自分らしい、自分が自由にできる空間が必要です。
家族みんなで使う住まいは、わが家と言ってもどこかで自分を抑えています。誰にも気兼ねせずに思い切り自分の趣味や好みを反映した家具や小物で、小さな自分の城をつくるのも、癒しにつながります。
自分のお気に入りを置くことで、その空間がより居心地がよく、くつろげるものになります。
音環境
音楽による環境の演出は、BGMという言葉でお馴染みです。住宅だけに限らず、あらゆる場所でその場を演出する音楽が流されています。目的は「仕事の効率アップ」「季節感の演出」など色々ありますが、最近脚光を浴びているのが、ヒーリングを代表とする癒しの音楽です。シアタールームなどで大画面テレビを通じて流れる環境映像などは、視覚、聴覚両方からの癒しのアプローチと言えます。
BGMは、癒される空間づくりの中でも一番身近に行ってきたもの。好きな音をいい環境で聞くことが大切です。
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