失敗しない住まいの設備選び

1.ユビキタスでますます機能的に変わる 住まいの安全対策

住まいの安全性を高めるために、最新技術の応用が始まっています。住まいの防犯は、従来はカギによる防犯だったり、センサと連動した音や光といった物理的な防犯対策が主流でした。ここ数年で急速に進むIT化によって、安全対策にも「ユビキタス」が応用されています。さまざまな機器を情報網でつなぎ、いつでもどこからでもアクセスできるホームネットワークシステム。暮らしの情報サポートなど、さまざまな機能がある中、防犯面にスポットを当ててご紹介します。

ますます便利になるユビキタス社会の到来

ユビキタスという言葉を目にする機会が増えています。もともとはラテン語の「Ubiquitous(いたるところに存在する・普遍)」に由来し、「欲しいさまざまな情報がいつでもどこでも手に入る」という意味です。
インターネットの普及により、ネットワークの高速化や大容量の通信が一般的になり、会社や家庭内はもちろん、外出先からでもネットワークに簡単にアクセスできるようになりました。さらに便利で快適な社会に向けて、官民ともにさまざまな取り組みがされています。総務省でも、2010年までにユビキタスネット社会を実現しようと、後押ししています。

■2010年ユビキタスネット社会

※『2010年のユビキタスネット社会のイメージ』(総務省ホームページ)より
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住まいの中のユビキタスとは?

では、実際に暮らしの中で、ユビキタスがどのように役立つのでしょうか?
例えば、自動車で普及率の高いカーナビゲーション。それに使われているGPSシステムを利用した、子どもやお年寄りの安全監視などのシステムはすでに実用化されています。
また、パソコンや電話などの情報機器、テレビやエアコン、あかりなどの家電、お風呂などの設備機器がネットワーク化されることで、外出先やテレビ画面から冷暖房のスイッチを入れる、お風呂を沸かすなどの操作ができるようになっています。


防犯設備機器は、一歩進んだ ホームネットワークシステムへ

ユビキタスは防犯・防災にも活用が期待されています。住宅の防犯設備と言うと、サムターン回しやカム送りといったカギを狙った犯罪への対策であったり、ドアや窓などの開口部にセンサを設置し、音や光で威嚇するといった方法に重点がおかれてきました。また、センサが察知した異常を携帯電話や警備会社に連絡するという方法もありますが、一般に普及するというレベルではありませんでした。
ホームネットワークシステムでは、家電や設備機器をネットワーク化することで、ドアや窓の戸締り確認や、来訪者のモニタリング、侵入者の発見や通報など、防犯性を高めます。さらに、火災警報器との連動で住宅火災を未然に防ぐなど、暮らしの安心・安全をトータルに支えるシステムなのです。


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