冬の寒さが厳しい北海道と、暑くて雨も多い沖縄というように、気候が違えば家づくりも異なってきます。断熱の必要レベルは、外気温、日射量などによっても変わってきます。また、快適に過ごすための断熱性能は、1日中家で過ごすことの多い場合や在宅時間が短い場合、家族構成やライフスタイルなどによっても違ってきます。
次世代省エネ基準では、気候条件によって全国を6つの地域に分けて断熱気密性能を定めています。
公的住宅ローン機関などでは、この基準に基づいて断熱材の厚み、窓やドアなど開口部の断熱気密性能などを決め、それを満たした住まいであれば割り増し融資が受けられるなどのメリットもあります。
内断熱、外断熱など多様化する断熱工法
住まいの高断熱化は北海道から普及し、本州などへ広がり、マンションへの適用などで注目を集め、さまざまな工法や新しい断熱材などが開発されています。
よく耳にする、「内断熱」と「外断熱」。それぞれの大まかな特徴は次の通りです。細かな点は各種工法により異なり、部位によっては工法を組み合わせることもあります。
◎内断熱(充填断熱工法)
構造材の中にグラスウールなどの繊維系断熱材をすきまなく詰める工法で、木造住宅に多く見られます。外断熱に比べローコストの一方で、その性能が施工者の技量に左右されやすいと言えます。
◎外断熱(外張り断熱工法)
外壁の内側にボード状の断熱材を貼る工法で、最近増えています。柱や梁から熱が逃げにくいことから断熱性能が高い。工事費は内断熱に比べてかさみ、外壁も厚くなります。
■内断熱と外断熱(**)
