日常生活の中で主婦が多くの時間を費やすキッチンでは、居心地のよさとともに、効率よく家事をするためのレイアウトを心がけます。
例えば、高いところに手を伸ばしたり、屈んで作業したりすることも多いキッチン周りでは、思った以上に体に負担がかかるものです。そこで、目線の高さから手元までの手が届きやすいゾーンに日常的に使用するものを収納できるゾーンをつくります。
また、調理をしながら家族や客人に振舞うことができる機能性を活かした対面キッチンも、対面から手元が隠れるように配慮されているものを選べば、洗い物をしながら調理も進められて効率的です。
快適な動線に加えて、作業スペースにゆとりをもたせることも大切です。例えば、夫婦や親子で調理を楽しむことが多いという家庭を例に実際の調理から後片付けまでをシミュレーションしてみましょう。
調理の作業台は腰に無理な負担のかからないよう、身長に合った高さに設定、シンクの横には広々とした作業スペース、シンクとコンロの配列も動きやすいように利き手や作業動線に合わせて設定します。シンクの横にテーブルを設置すれば、時間のかかる下準備などは座りながらすることも可能です。調理が終了し、盛り付けはシンクの下にある引き出しから食器を取り出しテーブルへ。食後の後片付けもシンクとテーブルが近いことで食器の持ち運びもラクになります。
シンク周りはもちろん、通路になるスペースや収納の位置、テーブルの位置なども含め、夫婦、家族の生活体系に合わせたレイアウトを選び、効率のよい動線のキッチンをデザインすることが大切です。