失敗しない住まいの設備選び

3.光をコントロールして演出する

光りは、周囲の環境により、広がりを持たせることも明暗の感じ方を変えることも可能です。光を上手にコントロールすれば、同じ照度、同じ光熱費でも全く違った空間をつくり出すことができます。
快適な生活空間を演出しながらも、より経済的なエネルギー消費には、光のコントロールがポイントです。

コントロールのポイントと手法

光をコントロールするには、照明器具選びがポイントになります。一室複数灯で空間演出を考える際、天井のスッキリ感を求めてダウンライトを希望する人が多いのですが、すべてダウンライトにしなくても、シャープなデザインでスッキリとしたシーリングライトも販売されています。スタイリッシュさを加えたシーリングライトで、間接照明のような光を演出するデザインのものもあるので、そういった照明器具にダウンライトやスタンドといったプラスアルファをつけることでも光をコントロールできます。
また、調光が可能なあかりを使用すれば同じ空間でも、読書をする時は手元を明るく、映画を見る時には全体的に暗めにといった機能的な光コントロールが可能です。さらに、シーリングライトの外枠にダウンライトがセットされた多機能な照明器具もあります。このような商品を活用すれば、配線やスペースの都合で複数の照明が取り付けられず1室1灯になる場合でも1室複数灯のあかりをつくり出すことも可能です。リモコン操作が可能な照明器具も多いので、手元で好みのあかりを操作できます。
特に高齢者のいる家庭の場合、夜トイレに起きた時のあかりコントロールも大切です。廊下などはまぶしさを抑え、眠気が覚めないほんのりとしたあかりを点灯させることで、足元や手元は暗くないので安心です。
あかりは、常に同じ状態でつけたままではなく、時間や用途を考えてコントロールするだけで、空間演出が可能になるのです。

■リビングのあかり
  • ●普段のあかり >>

    普段のあかりは、部屋全体にたっぷりの明るさを届けるツインPa。リビングにおすすめの明るくて省エネのあかりです。

  • ●LED3灯 >>

    全面のスポットライト2灯で臨場感を高めながら、画面を見やすい環境をつくります。残りの1灯は、暗さを保ったまま手元周辺を照らしてリモコン操作をしやすい明るさを確保します。

  • ●LED2灯 >>

    テレビの背面の壁を、全面のスポットライト2灯で照らし、画面と壁の明るさの差を小さくすることで、画面が見やすい環境をつくります。


丸型に比べてスッキリした感じで、存在を感じさせない角型。


建築雑誌などで見かけたような演出に 近づけるために考慮したい点

同じ光の量でも、その光を反射する内装材の色の濃淡で明るさの感じ方が変わってきます。雑誌で見かけ、「こんな空間にしたい」とイメージしても、全く同じというわけにはいきません。なぜなら、あかりは、その場の光などの環境によって空間の明るさ感や広さ感も変わるからです。
例えば、雑誌やテレビで見かけた空間と同じ壁紙やインテリアを使用したとしても、窓の位置や大きさ、光の差し込む角度までは同じようにできません。それらの環境を考慮した上で、イメージに近づけるにはどうしたらいいのか、専門家と相談することが必要です。


■あかりで変わる空間のイメージ

演出用ダウンライトのポイント

空間を明るく感じさせるテクニックとして、部屋の全体照明にシーリングライトまたはダウンライトを使い、部屋の中心に設定します。そこにプラスして、部屋のコーナーや、目線がいく壁面にダウンライトやブラケットを使用すると光の広がりが演出でき効果的です。吹き抜けや傾斜天井をアッパーライトで照らす場合でも、壁への反射を考慮するとよいでしょう。光の演出は、光の反射や広がり具合によって全くイメージがかわります。実際にショウルームに足を運び、光のイメージを体感してみることも大切です。


■ダウンライトの種類と効果[ランプの違い]

(器具取り付け位置は、壁面から600mm)

■ダウンライトの種類と効果[反射板の違い]

(器具取り付け位置は、壁面から600mm)

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