換気の目的は、ズバリ室内に新鮮な空気を取り入れて、汚れた空気を排気することです。住まいの中では、生活者以外から発生する有害物質(燃焼機器からの排ガス)の他に、生活臭・水分・人からの水蒸気、二酸化炭素などが発生します。それらが湿気やニオイの原因となり、室内の空気を汚してカビの発生原因となっています。 現在の気密性の高い住まいで適切な換気をしなければ、
●風通しが悪くなり、
●湿気が増えてカビやダニが発生し、
●ダニの死骸がアレルギーの原因になる。
――といった、ありがたくない生活環境ができ上がってしまいます。
また湿気やカビは健康に悪影響を与えるだけでなく、湿気のある室内では、目に見える結露以外に、床材や壁材に水分が入り込み、木材などを腐らせる原因にもなります。この連鎖を防ぐために、外から新鮮な空気を取り入れて、空気の流れを作る「換気」が必要なのです。換気は、「住む人の健康」と「住まいの傷みや老朽化を防ぐ建物の健康」という、2つの健康に関わる大切な機能を持っているのです。
ウォークインクローゼットなどの収納スペースにも換気をつける人が増えている。
■人体が摂取しているものの割合(重量比)
(参考:村上周三 著『室内環境と空気汚染』より)


