失敗しない住まいの設備選び

2.24時間機械換気と局所換気で効率よく空気の入れ替え

換気には、24時間機械換気と局所換気があります。24時間機械換気は、室内に汚染物質が溜まらないようにする穏やかな換気です。一方、局所換気は、その空気の汚れを強い力で換気する換気。例えば、キッチンや浴室、トイレなど、すばやく空気を入れ替えたい場所に取り付け、必要な時に使用するものです。

自然換気から機械換気までさまざまな種類の換気

換気の方法は、自然換気、機械換気第1種・第2種・第3種の4種類があります。室内から室外に空気を出すのが排気、室外から室内に空気を取り込むことを給気といいます。
自然換気は、建物のすき間や給排気口からの外風や温度差で安定した換気は望めません。そこで機械換気を取り入れることが重要になります。機械換気の方法は3種類あり、種類によって特長が次のように異なります。

■換気の方法と特長

●第1種換気法
機械排気・機械給気

換気方式の中で最も確実な換気が可能で、空気の流れが制御しやすく、比較的気密の低い住宅でも安定した換気効果が得られます。また、換気による熱負荷を低減させる熱交換を用いることも可能です。戸建て、マンションともおススメです。

●第2種換気法
自然排気・機械給気

給気系にフィルターをかませることで室内の空気質を向上させることができます。ただし、冬期の壁体内結露に注意を払った工法の住宅への採用をおススメします。

●第3種換気法
機械排気・自然給気

低コストで計画換気が可能ですが、気密性が低い住宅では、確実な換気が行なわれないので注意が必要です。


部屋の条件により使い分けて換気効率を高める

換気には、常時換気と局所換気があり、それぞれの部屋の条件によって使い分けることが大切です。 常時換気とは、空気の汚れを許容限度以下に保つ換気法です。家のすみずみに24時間新鮮な空気を取り入れ、汚れた空気を効率的に追い出し、「住まい全体をゆっくり、そよ風で換気」を24時間続けます。寝室やリビング、客間、書斎といった部屋への設置が一般的です。
局所換気は、一部分の汚れた空気を強い力で集中的に換気します。「ここだけ、すばやく、パワフルに換気」で、キッチンや浴室、トイレなどのすばやく換気を必要とする場所に使用しますが、喫煙をする部屋、人が多く集まる家庭のリビングなどにも設置をするといいでしょう。また、トイレや浴室は、使用時は局所換気に、不使用時はカビ防止やニオイの残留を防ぐためにも常時換気に切り替えて使用することがおススメです。

■換気の方法と特長

常時(24時間)換気

局所換気



■換気プランの一例

省エネが進む換気設備のランニングコスト

24時間機械換気が義務付けられて多くの人が不安に思うのがランニングコストです。1日中スイッチを切ることのない24時間機械換気のランニングコストを気にして、外出時や睡眠時など、節電のためにスイッチを切ってしまう人もいるようですが、現在の換気システムは1カ月の電気代は少ないものでは100円からで、平均5〜600円程度(※)になると思われます。
電気代は住宅の広さや生活環境などにより多少異なりますが、ランニングコストを心配してスイッチを切り、健康や住まいに悪影響をおよぼすことの方が不経済なのです。

※電気の契約内容や機種により異なります。あくまでも目安にお考えください。


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